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ひもろぎ逍遥

安曇と万葉


RKBラジオでは安曇族の一側面として、神功皇后時代の安曇磯良を切り取って概要を話しました。

安曇磯良は日本書紀に全く書かれていないので、最初出合った時、福岡の伝承と神功皇后の伝承をどう繋ぐものか分かりませんでした。

何度か書きましたが、志式神社の神楽「磯良舞」を見たあと、一週間ほどのうちに高良大社の縁起を聞いて、その内容がほぼ一緒だったので、よほどの事だと思ったのですが。


神功皇后の足跡を描くなかで、皇后の御座船を操縦した人が安曇磯良と分かり、「玉垂」が海ノ中道で磯良を通して海神の干珠満珠を手に入れた話だと理解しました。

パーツとパーツを組み合わせて、私なりに足跡を描きましたが、真実にどこまで迫れたのか、いつも悩ましい思いがあります。

次回の収録は、磯良がどうやって高良山の神になったか、という話になりますが、「安曇族」をテーマに絞ると、万葉集にも沢山出てくるのを思い出しました。

その万葉歌はブログに既に載せていますが、過去記事の中に埋もれ、皆さんの記憶にも一部が残る程度かもしれませんね。

その話もラジオで語る予定です。

万葉集そのものはいくつかテーマに分けて、自分なりの冊子を作りたいと思っていますが、「安曇の唄」もまた魅力的なテーマです。

まずは、資料を完成させ、いつでも調べられるようなものを作っています。
そして、小冊子にでもできればと願っています。
ただ、人様に見せるものとなるとハードルが高いですね。


福岡の歴史は残して置きたいものだらけです。
多岐にわたるし、力不足だなあとつくづく感じています。

<20240319>





# by lunabura | 2024-03-19 18:37 | 安曇族と志賀島 | Comments(0)

RKBラジオ 古代の福岡を歩く 神功皇后は3月24日と31日(日)


今日はRKBラジオの収録をしてきました。

まずは、決定した日程ですが、3月24日(日)と3月31日(日)です。
時間は22時から22時半まで。
「古代の福岡を歩く」という番組です。

3月は拙著『神功皇后伝承を歩く』の一番から解説していくもので、二巡目になります。

歴史を知るとは、不思議なことで、パズルの欠辺を繋ぎ合わせていくような感覚になりますが、知れば次の疑問が生まれて来ます。

そして原点に戻って見ると、読んでいたのに意味付けされていなかった一行に大きな発見があることがあります。

私も自分で書いたものを何度も読みながら、新たな発見をし続けています。


さて、番組は4月には「安曇族の足跡を探る」というテーマになるので、拙著の神功皇后シリーズとは別に、安曇族にテーマを絞って話をします。

神功皇后の時代には安曇磯良が長でしたので、この時代を切り取ることで、安曇族の一側面が見えてきます。

今日の収録は神話に書かれていること、書かれていなかった事。
志賀島の地名の由来や、神事の由来など、あちこちと飛びながら話しました。

伊邪那岐命が志賀島の北端で禊をした話。
豊玉姫に神楽を捧げた神功皇后のことももちろんです。

番組は中盤では長野の安曇野まで出かけます。
広範囲なアプローチで、こんなテーマの番組はこれまでなかったなあと感慨深いです。

番組は冒頭が志賀海神社の阿曇宮司の話からだそうですよ! 楽しみです。
そのあと、私が話します。

次の収録は少し先になります。

安曇族のこと、「玉垂」の創作神楽で私との関係は仕上げかな、と思っていましたが、どうやら幕開けだったようです。

いろんな方向からアプローチしていくことになりそうです。

<20240315>



# by lunabura | 2024-03-15 15:05 | RKBラジオ 古代の福岡を歩く | Comments(1)

「安曇族の足跡を探る」というタイトルになりました RKBラジオ


RKBラジオの「古代の福岡を歩く」で、神功皇后の拙著の内容を語ります。
これはもう2回分ほど収録が終わって、今月には放送されると思います。

そして、お知らせしたように、これを中断して、安曇族の話をします。

内容的にはユーチューブに出した「干珠満珠」の話と重なってきます。

画像では直感的に伝えられる内容も、言葉だけで伝えるのは困難が伴いますが、チャレンジするには尊いテーマだと思っています。

それで、動画の資料となった各神社の縁起をまとめていましたが、何日もかかってしまいました。

今日までで、半分ほど出来上がったので、ひと段落しようと思います。
収録まで少し時間があるので、これをどう話すか、また準備を始めます。

自分の心の中には、「やはり書籍化して後世に残す必要があるよな」という思いが出てくるのですが、力不足で、どうなることやら。

番組は毎週日曜日 夜10時~10時半です。

先週は伊都国歴史博物館の訪問解説でしたよ。



<20240308>





# by lunabura | 2024-03-08 21:07 | RKBラジオ 古代の福岡を歩く | Comments(0)

4月のバスハイクは熊本県玉名市を中心として

4月のバスハイクは熊本県北部、玉名市を中心として回ります。

日が長くなってきたので、遠征です。


菊池川を上流、中流と回りましたが、今回は下流域に行きます。


まずは、江田船山古墳に行きましょう。

既に一度バスハイクで行ったのですが、二度目はまた感じることが変わってくるでしょう。


玉名の語源は「玉杵名」ということで、それに関連する神社をまわります。


景行天皇が来ています。

何処に行っても景行天皇が先に行ってますね。


ちょうど藤の見頃ということで、地元で有名な山田日吉神社にも行きます。


実は、既に満席で、キャンセル待ちになっています。


その点、よろしくお願いします。




44回 玉名市 玉名郡 荒尾市

玉杵名邑 江田船山古墳 景行天皇

2024428日(日)  案内 綾杉 るな 



 江田船山古墳は銀象嵌銘大刀が出土したことで知られています。玉名大神宮は景行天皇が土蜘蛛討伐を行い、玉杵名邑の起源の地とされています。疋野八幡宮、名石神社は景行天皇が訪れた所。山田日吉神社は藤の名所です。このほか、阿蘇津彦を祀る四十九池神社、日本武尊を祀る四王子神社、平将門の乱の時に祭祀された野原八幡宮など、春の菊池川の下流域を回ります。

天神=江田船山古墳=玉名大神宮=疋野神社=歴史博物館 こころピア=山田日吉神社=四十九池神社=名石神社=四王子神社=野原八幡宮=天神 


<20240304>


4月のバスハイクは熊本県玉名市を中心として_c0222861_21545322.jpg
4月のバスハイクは熊本県玉名市を中心として_c0222861_15184581.gif

# by lunabura | 2024-03-04 21:07 | バスハイク | Comments(0)

斉明天皇と天智天皇は福岡の何処で何をしたのか、書いています

季刊『邪馬台国』で筑紫君磐井の事を3年かけて五回書きました。

そして、次のテーマは朝倉橘広庭宮で崩御した斉明天皇と皇子の天智天皇の話です。

朝倉橘広庭宮は朝倉市にあるのですが、場所が特定されていません。

既にこのブログでは宮野神社の所であることを書いていますが。

斉明天皇の磐瀬行宮の場所も見つけることは、福岡の歴史人がしなくてはならないことと考えていました。

バスハイクでの案内では既に述べましたが、それは中間市にありました。

また、那珂川市には長洲宮。

現地を調査しながらバラバラに書いたので、それを総合したものを雑誌に書きます。

長洲宮に関しては、真鍋大覚が那珂川の広報誌に何度も書いていますが、誰も関心を持たないことを嘆いていました。

思えば、白村江戦で敗戦した後なので、忘れ去られていく運命なのかなと思いました。

そして、今も関心が薄いのが現状です。


それでも神社を訪ねていくと、不思議に全体像が見えていきました。

またもや「日本書紀」が書かなかった部分を描いていくことになります。

今日は第一回の推敲の目途が立って一息ついているところです。

<20240227>

# by lunabura | 2024-02-27 18:06 | 朝倉橘広庭宮 | Comments(0)

綾杉るなのブログ 神社伝承を求めてぶらぶら歩き 『神功皇后伝承を歩く』『ガイアの森』   Since2009.10.25

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