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織幡神社(1)風と海と空の中の宮は海の神様が勢揃い


織幡神社(1)
おりはたじんじゃ
福岡県宗像市鐘崎字鐘岬
風と海と空の中の宮
海と勝利の神々が勢揃いだよ


玄界灘に突き出た岬に鎮座する神社。
それは風と海と空の中にありました。

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今日はいい天気。鳥居の先、左の方に丘が見えます。
その頂上にお宮はありますよ。さあ、では参りましょう。
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ほどなく階段です。すぐに拝殿の屋根が見えますが、あわてないで。
もう一つ石段が隠れています。
かつては鳥居を一歩くぐると、照葉樹林の原生林の中にはいる風情でしたが、
今は陽光がさんさんと降り注ぐ宮になっていました。
海の風と光を浴びて行きましょう。
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参拝をすませて境内をぐるりと廻ると、ここは岬の頂上部。
こじんまりとした広さの境内です。
樹木の間に踏み分け道がありました。ついつい覗きたくなります。
あっ。海が見えた!
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だから海辺の神社は大好きです。この踏み分け道はしっかりと固まっています。
2000年以上前から、ここに座って、海上の船を見たんでしょうね。
監視するのにもってこいの場所です。

では、御祭神を見て行きましょう。

竹内大臣、志賀大神、住吉大神、
天照大神、宗像大神、香椎大神、八幡大神、
壱岐真根子臣

この顔ぶれは、「海と船と勝利の神々」ですねえ。
竹内大臣を祀る宮は初めてですが、これまでも、ブログ内でチラチラと名前は出ていました。

彼は神功皇后を支えて新羅と戦い、御子が生まれた後も母子を全面的に支えました。
神功皇后と別の船に乗った時にも、御子を預けられるほど、彼は信頼されていました。

光さんから
竹内の一族が宮地嶽の巨大古墳を祀っていたという伝承を伺いました。
この神社に武内大臣が祀られているのは、昔なら唐突だと思ったでしょうが、
その古墳がこの岬から10キロ離れた福津市にあるとなると、
それほど不自然ではなくなって来ました。
この説はまだまだ検証する余地があります。

この神社を祀った海人族たちは、どんな暮らしだったのでしょうか。
普段はそれぞれの入江で漁業を営んでいて、
天皇家から(言い換えれば物部氏から)依頼があると、船を出す。
そんな光景を想像しているのですが、彼らはエリアごとに、住み分けをしていて、
航海の安全を重視したネットワークを作っているように見えます。

その証拠がこの神社の祭神の組み合わせからも伺えます。
この織幡神社宗像族のエリアですが、
ここに祀られた神の名前に「志賀大神、住吉大神」があります。

この志賀大神志賀海神社の三柱の海の神です。
(底津綿津見神、仲津綿津見神、表津綿津見神)
阿曇族の祭神です。

住吉大神は表筒男、中筒男、底筒男の三柱。
ルナが想定している、オリオンの三ツ星です。
住吉族の祭神です。

どれもが海の神であり、彼らが心から安全を祈った神であるのが分かります。
その次の御祭神の宗像大神宗像三女神です。
宗像族の守護神です。

こうしてみると、この岬の宮には、この玄界灘の海の神様が全部勢揃いしていました。

他に、出てくる天照大御神は宗像三女神の母神ですよ。

そして、残ったのは三柱。
その中の「香椎大神、八幡大神、」はこのブログでお馴染みですね。
香椎大神は神功皇后です。
八幡大神はその御子の応神天皇
そして、初めて見る神さまは最後に残った壱岐真根子(いきのまねこ)となりました。

その結果、この宮の御祭神は玄界灘の海の神さまたちと、
新羅と戦った神功皇后と御子と重臣の竹内の宿禰
+壱岐真根子
という組み合わせになりました。

これらのキーワードは「海、船、戦の勝利」です。
これまで逍遥した神社の神様ばかりなので、よく分かりますね。
忘れた?

ん~。そんな方は
香椎宮、志賀海神社にもう一度行ってくださいね。

さて、この神社の名前は織幡(おりはた)です。
いったい、どんな伝承があるのでしょうか。
            (つづく)


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by lunabura | 2010-07-14 22:55 | 織幡神社・おりはた・宗像市 | Trackback | Comments(0)
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