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神武天皇社・イワレビコ命はここから東征を始めた?


神武天皇社
福岡県遠賀郡芦屋町
イワレビコ命はここから東征を始めた?

国道3号線と遠賀川が交わる橋があります。
その福岡側の川沿いを海に向かって行くと人家が集まった所に岡湊神社があり、
そこから左に入って角をいくつか曲ると神武天皇社に出ます。

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第一の鳥居です。手前には人家がありますが、
神社の裏手は航空自衛隊の芦屋基地です。とても静かな所です。

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この日は正面に太陽が輝き、まるで太陽の中に入っていくような趣でした。

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参道の石畳は人々が歩いた長い年月を刻みこみ、神社の森は色濃い影を作っていました。

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広い境内のずっと奥に拝殿があります。太陽が輝きを増して、とても眩しいです。

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ここは神武天皇社。
神武天皇仲哀天皇神功皇后を祀っています。

神武天皇が九州から東に向かった時、3か月もしくは1年滞在した岡田宮の候補地の一つです。
そして、それから数百年経って、仲哀天皇と神功皇后がやって来て、
今度はここから西に向かって行きました。
西の方、200メートルの松原の中には、かつて御手水池があり、
神武天皇と五瀬命が禊をし、また神功皇后も禊をしたとか。
水がきれいだったそうですが、昭和14年に
芦屋飛行場の敷地内に繰り入れられて姿を消したそうです。

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神殿の横から境内を撮りました。何もないのに驚く方もあるかも知れませんが、
第二次世界大戦中、昭和20年6月、米軍のB29によって爆撃されて、焼失してしまいました。
御神体は守られたらしく、近くの岡湊神社に移されています。
残念な事になりましたが、この神社が焼けたのは一度だけではありません。
芦屋町の町史を見てみましょう。
古事記の岡田宮は芦屋岡松原(昔が原)の地にあったとされ、ここに社殿を建てて早くから里人が祭っていたが、たびたびの兵火で焼け、ただ小祠のみが残っていた。

のち仏教がさかんになったとき、宮跡を芦屋寺(今の観音寺)とし、境内に小祠をうつし、若宮として尊崇していた。

300年余年前、芦屋寺が芦屋町にうつされ、小祠もそこに祭られた。1746年、吉永氏清三郎が発起して現在の正門町の地に神武天皇社を再興した。

何度も兵火をくぐって、現在に至っています。現在の神殿は伊勢神宮から譲られたものです。

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後ろ側から撮った神殿です。

ここはいつも清々しく、独特の静けさを持っています。
神武天皇の時代から現代まで、とうとうと流れて行く時間。
過去と現在。そして日本人の行方。
それらを一点に包含し、多くの事を考えさせられる聖地です。


地図 神武天皇社 




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by lunabura | 2011-01-23 20:37 | 神武天皇社・遠賀郡 | Trackback | Comments(2)
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Commented by じゅんじゅん at 2011-01-25 15:17 x
今回の写真、すごく荘厳な感じが出ていて素敵ですね!
なんだか、神武天皇と、神宮皇后って、同じ足跡をのこしているみたい。
何か意味があるのでしょうね。
Commented by lunabura at 2011-01-25 16:52
そう。この芦屋は軍事的に重要な所なので、神武天皇はここに長く滞在しました。
神功皇后たちにとってもそれは同じで、軍事拠点として、まずここに来たようです。船や武器の調達が出来て、地元の援助がありました。そうそう、神功皇后たちは船の製造を宇佐に注文したんです。(恵蘇神社の宿題の回答です…。香椎宮史に出てました。ハッティの話の所です。)
神武天皇は迎えに来た物部氏に案内されて、もっと前の時代の先祖の神々に祈って廻っています。
そこは、神功皇后にとっても先祖の神々の聖地になるので、やはり戦争の勝利祈願やお礼に立ち寄っています。遠い所は誰か使者を遣わして、必ず挨拶をしているようすが浮かび上がって来ました。
だから、じゅんじゅんさんが言うように、同じ足跡を残す訳です
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綾杉るなのブログ 神社伝承を求めてぶらぶら歩き 『神功皇后伝承を歩く』『ガイアの森』   Since2009.10.25


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