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大善寺玉垂宮(1)日本三大火祭りの鬼夜はここ


大善寺玉垂宮(1)
だいぜんじたまたれぐう
福岡県久留米市大善寺町宮本1463-1
日本三大火祭りの鬼夜はここ


大善寺町は福岡県の南部にあります。
県道47号線(久留米城島大川線)沿いで、
筑後川に八女市から流れてくる広川が合流する所です。
神社に寺の名前がついているのも珍しいのですが、
これは久留米市の「高良玉垂宮」との区別のための名称らしく、
神社誌では「玉垂神社」となっています。
この二つの宮は深いかかわりがあります。
古代史的にも重要な場所。さあ、どこまでアプローチできるかな。

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朝から竜巻に大雨にという日、辿りつくと雨がやみました。
おお、これは大きい。

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大きな楼門です。

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境内が広々としています。

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拝殿に着きました。酒樽がいっぱいです。古式豊かな拝殿です。

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参拝するために近づいて見ると半蔀(はじとみ)ではないですか。
戸を上下に分けて、上の戸を吊り上げています。
平安時代に出て来る古式の建築様式!
十二単(ひとえ)の女官でも出て来そうな風情です。
いったいいつ頃の建築でしょうか。

福岡県神社誌を見ると、「弘仁5年に嵯峨天皇の勅命で
本社・末社・楼門・廻廊・神幸橋、その他の諸堂を造営した。」
となっています。この時大善寺と言う名前が付きました。

弘仁5年って西暦814年です。火災にあった記録は書いてありません。
すると、へ、平安時代の建築そのもの?本当に?
これまで行った神社の多くは戦国時代に焼かれているので、これは奇跡!

本当だとすると紫式部より200年も前のものになるんです…
諸堂の配置なんか独特の雰囲気があります。
京都まで行かなくても平安時代にタイムスリップできる…。

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拝殿の左手に廻ると、竹がいっぱい立て掛けてありました。
そばでクスノキの剪定をしている方に尋ねました。
「この竹は鬼夜に使うために干しているのです。
燃えやすくするために、3月には切ってこうして乾燥させます。
長い方は化粧の竹で松明(たいまつ)の一番外側に巻く分で13mあります。
奥の方にあるのが枝で、燃える分です。
三本の大きな竹を芯にして枝を巻き付けて、この化粧竹を最後に巻きます。」

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これが松明の芯になる大竹です。楼門の横に置いて乾燥させています。
瓦屋根で絵になりますね。
「1月7日の鬼夜の為に1月の4日ごろに松明(たいまつ)を作ります。
その頃来られたら見られますよ。」
「何本ですか?」
「6本です。」
「どこに並べるのですか。」
「向こうです。」

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教えられた所はクスノキの杜。❤❤
歩いてみると雨の後だったので、祭りの松明の残り香がしました。
この「鬼夜(おによ)」は「日本三大火祭り」の一つですが、
私はまだ見た事がありません。
この大きな松明に人が乗っている写真をよく見ます。
燃えて短くなって行く松明の縄を切って行くためでした。
それを細いカシの木で、みんなで支えるのですから命がけです。

ネットで調べると祭りの映像が年々UPされていっぱいありました。
「大善寺玉垂宮 鬼夜」で検索してみてください。動画もありますよ。
今回は
由緒が書かれていて迫力ある写真  「和田フォトギャラリー」
http://wadaphoto.jp/maturi/oniyo.htm


神事の流れを写した 「あじこじ九州」
http://www.ajkj.jp/ajkj/fukuoka/kurume/kanko/oniyo/oniyo.html

をリンクしておきます。

こういう浄化の火は動画を通してでも感激しますね。
                             (つづく)

地図 大善寺玉垂宮 




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by lunabura | 2011-09-04 11:38 | 大善寺玉垂宮・だいぜんじ久留米 | Trackback | Comments(0)
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