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筑紫舞 (2)


筑紫舞(2)
ちくしまい

お待たせ!
筑紫舞の御紹介です。
2013年の10月22日、宮地嶽神社の神前で筑紫舞が奉納されました。
かつては宮地嶽古墳の中で奉納された舞が、新たな場を得て美しい衣装で舞われています。
神前前の奉納は今年で30年を迎えるそうです。

台風の影響で朝はどしゃぶりだったのですが、
午後からは晴れ渡り、すがすがしい秋の光の中で舞われました。

演目は六番。
解説と歌詞はパンフレット「御遷座記念祭」からです。(一部変更)




筑紫古神舞(ちくし こかんまい)

秋風の辞(しゅうふうのじ)


<解説>
漢の武帝の詩に曲が付いたもの。陵王(りょうおう)舞風の勇壮な神舞である。


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<歌詞>
秋風起こって 白雲飛び
草木黄ばみ落ちて 雁 南に帰る
蘭に秀でし有り 菊に芳(こう)ばしき有り
佳人を懐(おも)ふて 忘るること能(あた)はず

楼船を浮かべて 汾河(ふんが)をわたり、
中流に横たわり 素波(そは)を楊(あげ)げ
 鼓鳴って 棹(さお)の歌をおこす

歓楽 極まって 哀情多し
少壮幾時(いくばくとき)ぞ
老をいかんせん





筑紫巫子舞(ちくしきねまい)

橘(たちばな)



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<解説>
御巫(みかんこ)は神のお告げを受けるとされるが、
この巫子(きね)も同等の意味を持つと考えられる。

舞に用いられる「鈴」の音には音魂(おとだま)である霊力があり、
音にて祓いを行う所作が舞振中、随所に見られる。

<歌詞>
一、雲居の庭に 色変えぬ 花橘に ほととぎす
   千代を鳴らして 久方の 空にぞ 声の聞こゆる

二、葉替へせぬ 松の陰 常磐(ときわ)にすみて 岩が根に
   流す泉の 底清き 水は緑の 影ひたす

三、蝉の小川に 木綿かけて 今日水無月の 祓ひする
   その人々の 命こそ 千歳を延ぶと いふなり

                                            (つづく)



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by lunabura | 2013-10-30 19:36 | 宮地嶽神社と古墳・福津市 | Trackback | Comments(2)
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Commented by はなこ at 2013-10-31 10:50 x
歓楽 極まって 哀情多し>>
いいなぁ、生きて行くのが精一杯なだけの古代人がほとんどだったろうに。
古代人じゃなくても私もそうだわ。
Commented by lunabura at 2013-10-31 21:44
そうですね。
漢詩の世界、大人になって改めて知る奥深さ…。
ということでありますね。
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