ひもろぎ逍遥

lunabura.exblog.jp ブログトップ

地球 ビフォー・アフター


地球 ビフォー・アフター

中村哲

もう四年も前になるのですね。
るなが尊敬してやまない日本人、中村哲。
アフガニスタンの砂漠に水路を通した医師。

病気治しよりも、まず井戸を。そして水路を。
そう気づくと実行に移した男。
その成果を展示したペシャワール会の写真展に行って、まる四年が経っていました。

今日は「何が書きたい?」
そう自分に問いかけながら針仕事をしていたら、
中村哲の写真展を紹介していないのを思い出しました。
ファイルを探すと、すでに記事も書いていました。
以下はその文です。



医療の為にアフガニスタンに行った中村哲医師が赴任した病院は
折れたピンセットがある程度のひどい状態だったそうです。

その過酷な条件の中で、それでも医療を進めていた時、
子供たちがひどい下痢をして、飲み水さえまともにない環境に、中村氏は井戸を掘り始めました。

しかし、井戸では間に合わない過酷な状況に、中村氏は灌漑用水路を作る事を決意。

途中アメリカ空軍の爆撃の危険にさらされながら、また現地スタッフの伊藤氏を亡くしながらも、
今も一人現地に残って、活動を続けてあります。
それを支援するNGO組織がペシャワール会です。

その写真展の写真をほんの少しですが、掲載します。
パネル写真を許可を受けて撮影したので、ゆがんだりしていますが、
少しでもその状況が分かればと思います。
【 】は展示してあった説明文です。



BEFORE
c0222861_22174191.jpg

【2003年8月、近隣の農民が日雇い人夫としてシャベルやツルハシを使って用水を掘削した。
日当は100アフガニ(約240円)。

砂漠の温度は50度を超す事もあるそうです。
写真の背景をみると山も野も草さえ生えていません。


AFTER
c0222861_2220632.jpg

【2009年4月、上の写真と同じ場所。ヤナギが3,4メートルの高さまで生長し、安定した水路となった。】
上の二枚は同じ所!
たった三年でここまで緑は回復してくれる。
柳の木は挿し木ですって。
自然の力ってすごい。




c0222861_22202928.jpg

【(上)2004年4月、通水し、ヤナギの挿し木を開始した用水路。
(下)2007年4月、3年後のほぼ同じ場所。

蛇籠の針金が腐食した後も生長したヤナギの根が蛇籠の石垣をしっかりと抱え込み、
強固な護岸を維持し続ける。
この蛇籠工と柳枝工の組み合わせも、日本の伝統的な技術である。】

―福岡県の筑後川の山田堰の技術を使ったと聞いています。
そういえば、筑後川では柳をよく見かける。
あの暴れ川もこうして営々と護岸をしたおかげで、豊かな穀倉地帯になったのですね。




c0222861_22211423.jpg

【(上)2005年5月、ヤナギが生長し始めたA地区後半の用水路。
(下)2009年4月、通水から5年がたった同じ場所。

この地に立つと、はるか昔からこの用水路が悠々と流れていたかのように感じる。】

―説明文の通り、まるで、中国南部の田園地帯の写真のようです。
柳の根元の護岸の岩を見ると、岩が積み重なっているのが見えます。
針金のネットに岩を入れて、積み重ねていく工法だそうです。



c0222861_2224126.jpg


【(上)2005年3月、取水口から1.6km地点に造られた沈砂池。(通称D池)
(下)2010年3月、D池にはヤナギやユーカリなどが植えられた。
沈砂池とは取水口で水と一緒に取り込んだ粒子の細かい泥や砂を鎮める池。
それによって用水路下流での土砂の堆積を最小限に抑えることができる。
池に堆積した土砂は排水からクナール河へ渡される。】

―この上の写真を見ると、用水路を作るといっても、
その規模の大きさが半端じゃないですね。

あまりの過酷さに、機材の運転手があと一息の所で逃げ出してしまい、
見つけ出して銃を向けて作業を続けてもらったエピソードなどが新聞に書かれていました。




c0222861_22242859.jpg

【マルワリード用水路、最後の1.2kmを通水する中村医師。
中村医師の背後に水が迫っている。】

この方が現地の中村哲医師です。
ごらんの通り、すっかり日焼けをして、現地に溶け込んでいます。

ずいぶん前の講演会の話です。
「福岡市のB電器に免税店があるので、そこに買い出しに行ったら、
店員さんが自分を見るなり英語で話し始めたので、せっかくだからと、私も英語で応じました。(笑)

送り先は福岡の自宅なのに、それも知り合いの家か何かと思いこまれて、
最後まで日本人とは分からなかったようです。(笑)」
と講演会で話されたのを思い出します。

そこまで、現地に溶け込まないと、とても、こんな偉業は成し遂げられなかったでしょう。
覚悟の深さに、日本から見ていて、いつも励まされます。

この緑の回復とともに、難民たちも15万人戻って来たそうです。
そして砂漠に田植えが!


以上、書いていた文章です。
(書いていてよかった。読み直して感動しています)



実はこれは『ガイアの森』の見る夢でもあるのです。
フワフワとして「人にどう見られるか」しか興味のない、けど可愛らしいカマラ。
そして、魂の恩返しを探しに来たアッシュ。

第一巻の続きは、この二人が魂の目的に目覚めて行動するのです。

もう少し多くの方に第一巻が読まれたら、きっと続きも出せることでしょう。

わたしに夢を与えてくれた中村哲。
こころから感謝します。


c0222861_22252618.jpg






いつもポチっと応援ありがとう。
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村
c0222861_15184581.gif


[PR]
by lunabura | 2014-06-15 22:26 | ◆ガイアの森◆ | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://lunabura.exblog.jp/tb/22238317
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
line

綾杉るなのブログ 神社伝承を求めてぶらぶら歩き 『神功皇后伝承を歩く』『ガイアの森』   Since2009.10.25


by lunabura
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31