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相島積石塚群(3) 国栖とケルトと


相島積石塚群(3)

国栖とケルトと

思いがけず、島を訪問した五日後に対岸の津屋崎の浜に出たことから、
そこに立つと積石塚が正面に見えるのを確認しました。

過去記事 幸せな一日 http://lunabura.exblog.jp/22327959/

対岸ですから、島が見えるのは当たり前のことですが、
実際に立って見ると島への憧憬が心から湧いてくるのを感じました。

津屋崎からは、相島と夕日は切っても切り離せないのです。

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一日を終えて、浜にたたずんで亡くなった人たちを偲ぶと、
海を照らす太陽の光は島への白い道となり、次第に雲が黄金や赤い色に染まっていく。

相島とは津屋崎からはそんな存在なのだということを理解しました。




そして、船を漕ぎ出して島に着いてみると、こんな景色なのです。


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島影の洞の水の色が上手く出ていませんが、それはそれは美しい色でした。
そして、正面に津屋崎の山々が見えています。

4世紀の人がここに墓所を決めて、大工事を始めました。

ふと、対岸の津屋崎ではスクナヒコの神を数か所で祀っていることを思い出しました。
真鍋大覚の『儺の国の星拾遺』にその神を祀った人たちのことが書かれています。

「国栖(くず)は塩作りの技に長じていたので、倭人の間に招かれたものとみえる。彼らは罌粟(コクリコ・ひなげし)の花を愛していて、その種が小さいことから少彦名命が祖だという伝説が多かった。」
「石を動かして水を通す技術があって、水門や井堰の管理をしていた。」
石を動かして積み上げる技術を持った国栖たちは津屋崎の人々に受け入れられて、
灌漑施設を作ったり、塩田を作る方法を教えていたのです。

そこには埴安神を祀る人たちも住んでいて、生活の土器や埴輪も作り、
前方後円墳の作り手ともなりました。

こちら相島では5世紀には石積みの技術が高まり、その時代の方墳は今でも形を残しています。
鉄刀や布留式平行の土師器や須恵器が発掘され、
また少量ながら伽耶系と思われる須恵器も出土しました。



話はそれますが、
相島の写真を見ているとケルトの風景が思い出されて仕方がありません。
スコットランドには人の暮らしを寄せ付けぬ厳しい光景が沢山ありました。

そしてドリームレッスンでMさんが、
アイルランドの断崖に立った時に過去世を思い出した話をされた時、
自分の中の記憶が蘇りました。

スコットランドで起こった、若い日本人女性と現フリーメーソンの老紳士の、
過去世がらみの再会事件があったのを。

それは『ガイアの森』の大和編に書いているのですが、
いつかきっと皆さまのお手元に届くことを信じています。

ちっぽけな人間と切り立つ岸壁。
スコットランドの大自然は厳しいのに、どこか人間に寄り添う面があります。

妖精たちが織り成す草原は、日本の原っぱの植物相にとても近かった。
けれども、その植物たちは日本の夏のようにたけだけしく繁茂することなく、
繊細なまま冬を迎えるのです。

福岡県の宝珠山の近くでは民家の軒先に丸い大きな石がありました。
力石。(ちからいし)
今では神社に置かれているのをよく見かけます。
ケルト人は成人式のイニシエーションに、この大きな石を抱えてみせます。

海と岩と人と妖精たち。

日本に残るケルトの風習。

こうして、砂のない浜に立つと、
るなの妄想は海を越えてスコットランドに飛んで行くのでした。






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by lunabura | 2014-07-06 14:16 | 相島 | Trackback | Comments(2)
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Commented at 2016-07-18 16:48 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by lunabura at 2016-07-18 17:59
非公開さん、はじめまして。
宝珠山の近くの「力石」。
かなり昔の話で、人に連れていかれたので場所は覚えていません。
道路から見える家でたまたま見かけただけです。
玄界灘付近で見かける力石は平たい印象ですが、それより、すこし丸い形だったと思います。
申し訳ありません。
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綾杉るなのブログ 神社伝承を求めてぶらぶら歩き 『神功皇后伝承を歩く』『ガイアの森』   Since2009.10.25


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