2014年 11月 20日
「キトラ古墳」NHK
キトラ古墳
今、NHKで「キトラ古墳」の話を見て、面白かったです。
コンピューター・グラフィックのチカラはすごい。
イメージがつかみやすいですね。
被葬者が誰か、最後に二人に絞ってありました。
皇族派の先生が、その論拠として
天井画の「中央に北斗七星がある」と言われていましたが、
それは勘違いではないかな、と思いました。
内規という赤い輪の中に北斗七星はありましたが、端っこでしたよね。
北斗七星は天子の「乗り物」ですから、それを皇族の印とするのは勘違いでしょう。
天子はやはり北極星です。
不動の星。
もし、北斗七星が中央にあって、皇族のシンボルとするなら、
あの内規という円の中にある他の星についても、調べてみるべきでした。
出発点が残念なので、結果も残念です。
私が古墳壁画のデザイナーなら、
皇族の為には華やかな女官や官人、また豪華な乗り物とか描きます。
もう一人の候補者は、阿部御主人(あべのみうし)でした。
安部清明の父?と言ってましたね。
陰陽氏の一族の壁画ならどんなデザインにする?
やはり暦の根源である星座。
キトラ古墳の画は質実なデザインなので、阿部御主人の方に軍配を挙げたいですね。
しかも、地名が阿部山なら、なおのこと。
皇族なら、宮山とか、そんな雰囲気の地名だと思うな…。
で、番組全体はとても面白かった。
それぞれの古墳について、あんなふうな検証番組があればいいなあ。
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