2015年 12月 07日
脇巫女 20 イシスなるセオリツ姫
脇巫女 20
WAKIMIKO
イシスなるセオリツ姫
<十三>2015年11月19日
この2,3日、気になっていることをまとめてみた
一枚の写真から始まった・・・・・
セオリツ姫は「水を司る神」
海の水を動かす力
月の神
名前を奪われし神
水の神
竜神
として二度目の降臨
竜神=イチキシマ姫=セオリツ姫=イシス
◇◇ ◇
私もこれまでを振り返ってみよう。
セオリツ姫は「月の神」で、もともとクマソが祀っていた唯一神だった。
その名前は正史には書かれていない。
消されてしまった女神なのだ。
クマソの歴史とともに消されたのか。
このセオリツ姫は「水の神」、竜神として二度目の降臨をする。
考えてみると、「月」と「水」には深い関わりがある。
先月(11月)の「満月」の日、東南アジアでは
「水の神」に感謝を捧げる祭があっていた。
日本では五月に鞍馬山で「ウエサク祭」が行われるが、
この時は「満月」の光が水盤の「水」に転写され、参拝者に分けられる。
この神事はアジアの各地にも残っていた。
古代筑紫でも三女神を祀る水沼(みぬま・巫女)は
「月」にある「変若水」(おちみず)を水に降ろしていた。
だから、「月の神」「水の神」であることは理解できた。
末尾に<セオリツ姫=イシス>と書かれている。
これはどういうことだ。
イシスとはシリウス星のことだ。
シリウスはギリシア語でセイオリスという。
これがセオリツの語源ではないかとタツさんが指摘した。
そうすると、確かに言葉だけでもイシス=セオリツ姫となる。
このイシス即ちシリウスは、これまた水との関係が深い。
ナイル川にシリウスが輝くと川は氾濫する。
水平線から出たシリウスがにじんだように見えると
筑後川では「ヨド七十」が始まる。
有明海から津波が上がり、何度も何度も往復するのだ。
この現象は古遠賀湾でも起こったのかもしれない。
「ヨド七十」とは七十年周期で起こる気象現象のことだ。
こうして考えていくと、セオリツ姫は「月」神のみならず
「イシス」だという理由も納得できる。
イシスは洪水を知らせる女神。
日本では竜神として畏れられたことだろう。
ところで、末尾の<イチキシマ姫=セオリツ姫>
は、時代が違う。
星読に確認すると、歴代の巫女だというニュアンスだった。
それでは、イチキシマ姫とセオリツ姫の関係はどうなのか?
海の民に殺されて沖ノ島に封印されたという姫巫女・イチキシマ姫は?
何度か尋ねるうちに、
星読の描写する古代社会が次第に具体的になってきた。
(つづく)
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