2016年 08月 15日
ひめちゃご6 釜屋神社立花町 ミツハノメとセオリツ
ひめちゃご6
釜屋神社 立花町
ミツハノメとセオリツ
黒木町から見える岩盤の上の宮が元宮だという。
さあ、そちらに行こう。
進入路が分かりにくく、途中に欄干の無い狭い橋がある。
神社の手前に空き地があるが、大きな車は切り返しが出来ない。
サルスベリの古木が色を添える。
こちらの社殿も川を向いている。
拝殿。
ご祭神は罔象女命と瀬織津姫。
先ほどいた対岸の黒木町の釜屋神社。
対岸の説明板では黒木助能は黒木氏の祖だというので、
もともと何処から来たのだろうかと思っていたが、
こちらの縁起により、
元は薩摩国根占の城主で大蔵大輔助能といったのが、
綸勅をこうむって黒木の庄猫尾の城主に封ぜられたことが分かった。
そして、霊夢を見て、ここを再興したという。
すでにその前に釜屋大明神として祀られていたのが、
助能が来た時には退廃していたということだ。
最初に祀られたのは延暦年間だという。782~806年のことだ。
川を覗きこむと、岩盤に階段にしたような切込みが見えた。
境内付近から降りれるかと降り口を探したが、見当たらない。
今も舟でないと禊は出来ないのかもしれない。
境内には石馬らしきものが奉納されていた。
足が無い姿、石製という点がそっくりだ。
なんと、鞍や装飾などの彫り込みが見える。
万が一、雨の当たらない所で6世紀頃のものが保存されていたとすると、
馬具の形が特徴的で大発見となる。
新しい時代のものだろうか。
それなら工房が近くにあるのだろう。
由来が分かると面白そうだ。
こちらは上流の風景。この奥に本来の中瀬宮がある。
罔象女命と瀬織津姫という祭祀がどこまで遡れるのか、
本来はどのような祭祀だったのか。
何とも心惹かれる宮だった。
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忘れてましたが、少し下流に石材店が有ります!
八女に石のくまモンがいたので覚えています(*^_^*)