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『日本書紀』に書かれた「神功皇后の美豆良結い」の場所はココ 海の中の御島神社 

 


『日本書紀』に書かれた

「神功皇后の美豆良結い」の場所

海の中の御島神社





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香椎イオンに行く途中の橋の上に細長い公園があります。

そこから見える海の中の鳥居が御島神社♫

海ですねえ。
ええ、岩礁が神社なんです。
かつては大きい岩だったらしいですが。

向こうには照葉の新しい街が出来ましたが、ちょっと前までは海でした。

昔、この岩は船の人にとっては
香椎宮へ向かうための良いランドマークでした。

ここが『日本書紀』に書かれた有名なシーン、
神功皇后が海に入って
「戦いに勝つなら髪が二つに分かれますように」
とウケヒをした所です。

二つに分かれた髪を美豆良に結ったといいます。

それまでは海を渡っての戦いに躊躇していた皇后が
男装をして決意を示すパフォーマンスをした訳ですね。

このあと、御島崎(みしまざき)の浜に上陸して
香椎宮へと戻って行きました。
その続きの道のりが今も伝わっています。

この場所の話が『日本書紀』に書かれているので、
訳して紹介します。

※※ ※

皇后は橿日浦に帰還すると髪をほどいて海に臨んで言われた。

「私は天つ神、国つ神の教えを受けて、
皇祖の御霊(みたま)の助けを頼みとし、
青き海原を渡って、みずから西を討とうとしています。

今から頭を海水ですすぎます。
もし霊験があるなら髪が自然と分かれて二つになりますように」

海の中に入ってすすがれると、髪は自然と二つに分かれた。

皇后は男の髪型の美豆良に結われると、群臣に仰せになった。

「そもそも軍隊を興し、衆人を動かすのは国の大事である。
戦いが容易でも危険でも、勝ち戦さでも負け戦さでも、
軍隊に掛かっている。

今、征伐する国がある。戦いの指揮を群臣たちに命ずる。

しかし、もし勝つ事が出来なければ群臣たちが罪に問われる。
それは私に取って不本意である。

私は女で戦には慣れていない。
しかし、しばらく男の姿になって雄々しく戦おうと思う。

上は天つ神、国つ神の御霊の助けを頼み、下は群臣たちの助けを頼り、
兵士を奮い立たせて険しい波を渡り、
船隊を整えて財宝の国を手に入れよう。

勝利すれば軍功は皆と共にある。
勝利しなければ罪は私だけが引き受ける。
私はそう決心した。皆はどう考えるか、協議するがよい」

群臣たちは皆、
「皇后陛下。天下の為に、国家の安泰の為に全力を尽くします。
負けて罪を問われるような事態は決してありません。
謹んで勅命を承ります」と申し上げた。


※※ ※

『日本書紀』が饒舌な部分は作文だな、とよく思いますが、
それはそれとして、なかなか臨場感がありますね。

現地に立つと、群臣たちは浜辺に待たせたことが分かりました。
何故なら、ここは小舟でないと来れない場所だからです。

群臣たちは御島崎(みしまざき)の浜で
神功皇后のパフォーマンスを見ていたのでしょう。

浜から岩礁は良く見えています。


さて、ここはなかなか良い写真を撮るのが難しい所でした。






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こんなとか(´・ω・`)
いや、人の大きさがよく分かりますがね。

撮り直しに行ったのですが、Pm2.5 でモヤがかかっていて・・・

私の画像が黄色味がかっている時は、そんな時です。

今度のバスハイクでいいのが撮れたらいいな。
え?
来週は北部九州も梅雨入りですって?





『神功皇后伝承を歩く』
下巻67 御島神社 神功皇后は髪をすすぐと美豆良に結った





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by lunabura | 2017-06-13 20:20 | 日本書紀・万葉集の風景 | Trackback | Comments(0)
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