2017年 12月 16日
筑紫舞の琴は「叩く琴」だった
筑紫舞の琴は「叩く琴」だった
RKBラジオ「古代の福岡を歩く」の伊都国博編で、古代の琴の話題が出ていました。
伊都国博物館で「叩く琴」が展示されていたのですが、出雲大社でも叩く琴が神事に使われているということで、その時の実際の音色が放送されました。
叩いて音を出すのですから、弦の琴とは全く趣が違いましたね。
番組を聴きながら、どうやらこのディレクターは「叩く琴」を追求しているぞ、と思い、香椎宮での収録のあと、逆取材を試みました。
厚かましいですな(;’∀’)
でも、るな自身も「叩く琴」を追求していたので、すごくうれしかったのです。
( ..)φメモメモ
何故なら、雉琴神社(上巻31)の伝承に、「雉の声を琴の音かと思って目を覚ました」という話があるからです。
琴の音=「春の海」のような豪華絢爛な弦の響きと思い込んでいたので、雉の鳴き声と結びつかなかった。
そうして調べていくうちに、忌宮神社(上巻1)の「板神楽」を知って、神功皇后時代の琴は「叩く琴」だったのが分かったのです。それなら、雉の声に聞こえる。
そんな話を香椎宮の古宮から不老水に行く途中で話しました。
(これは放送されない)
で、収録が終わって尋ねているうちに、な、なんと!「筑紫舞の琴は叩く琴だった」という話を聞いたのです。
しかも、その言葉は西山村光寿斎さんからの聞き取りだったのです。
それを聞いたディレクターが前回書いたように、筑紫舞の番組を作られたのです。
その番組、聴きたいですよね。
筑紫舞の情報は、古田武彦氏と、私のブログの光氏からの聞き取りしかないのですから。
今度ディレクターに会ったら、再放送か、アーカイブをお願いしようと思いますよ♪
実現するかどうかはその先のこと。
まずは、お願いから。
どうぞ、希望がある方はコメントに書いてくださいね。
きっと、届きますから。
それにしても、日本の神社って、すごい。
2000年ほど前の奏法を伝えているんですから。
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