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2014年 12月 11日 ( 1 )

5 筑前国分寺と天満宮


5 筑前国分寺と天満宮


御笠団印出土地から来た道に少し戻り、坂を上っていくと文化ふれあい館に出ました。
館内には御笠団印と遠賀団印のレプリカが並んでいましたが、
撮影禁止なので外の七重の塔だけ御紹介。


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これがこれから向かう国分寺に立っていた塔の十分の一のレプリカです。


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国分寺を目指して坂を下りて行き、開けた所出ると寺跡がありました。



現地説明板より。
国分寺は、奈良時代の中頃、諸国に置かれた官寺で僧寺と尼寺があった。
当時は天然痘の流行や内乱などの社会不安が続いたため、平安を願うべく、聖武天皇は諸国に国分二寺の建立を命じた。世に言う「天平十三年の詔(みことのり)」(741年)で、筑前国分寺は、大宰府政庁西北の見晴らしの良いこの丘陵上に建てられた。しかしその創建についての記録は残っていない。ただ、西海道の国分寺が天平勝宝8年(756)には建てられていた記録があるので、筑前国の国分寺もこの頃までには完成していたと考えられる。

創建当時の筑前国分寺は約192m四方の寺域に金堂・七重塔・講堂などの建物が整然と配置されていたが、律令体制の衰退とともに国分寺の役割も失われていき、っ建物も荒廃していった。
 発掘調査の結果、当時の講堂や塔・回廊の一部が確認され、その構造と規模が判明した。調査後は整備が施され、塔基壇や回廊の基礎部分が平面的に表示されている。

創建の記録がなく、その跡が残されて実態が掴めたという寺院遺跡です。
構造は航空写真の方が分かりますね。




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南の方から遺跡と山を一緒に撮りました。
ピークが大城山でしょうか?大野山、四王寺山とも言います。
(ということでOKでしょうか。異称が多いですね)
チェリーさんは「しおじやま」と言っていたとも。
真鍋は「潮路見山」(しおじみやま)といって、水城の潮の満ち引きを観測していたと言います。



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撮影地点からさらに南に行くと、天満宮がありました。


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敷地計画として、国分寺とセットなのかな、と思われるほど近かったです。



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その境内に万葉歌碑が。


大野山 霧立ち渡る わが嘆く 息嘯の風に 霧立ちわたる
                山上憶良
(おおのやま きりたちわたる わがなげく おきそのかぜに きりたちわたる)
万葉集巻五 七九九

大意 大野山に霧が立ち渡っている。私が無き妻を想って吐く、深い深いため息で、一面に霧が立ちわたっている。

大宰帥として赴任した大伴旅人は、着任後間もなく愛妻大伴郎女を亡くす。当時筑前守としてこの地にあった山上憶良は、神亀五年(728)七月二十一日、長歌に五首の反歌をつけ、「日本挽歌一首」として旅人に奉った。その反歌の最後に詠まれたもの。背後の大野山(四王寺山)にはよく霧が立ち、旅人の嘆きを現在に伝えている。

大宰府政庁裏の坂本八幡宮近くに旅人の邸がありました。
そこからここまで歩いてくると、写真のように大野山がよく見えます。

異郷の地で妻を亡くした旅人像はリンクしている「磯良の海」さんが切々と描いてあります。

私はそれを読んで、初めて旅人という人物を心に描くことが出来たのですが、
宇佐に行って知った、隼人を滅ぼした旅人像とギャップが大き過ぎて、
とまどうばかりです。


さて、この日、私たちは木簡が出土した松本遺跡の現地に向かいました。
案内してくれたタクさんが行ったことがあるとのことで、
地図を見ながら案内してくれたのですが、どうしても分かりませんでした。

その日はあきらめて蔵司に戻りました。

そこで学芸員さんにバッタリ会ったので尋ねてみると、
マンションが建っていて、遺跡を示す案内板もないので分からないだろうとのこと。
(´・ω・`)
全国版で賑わったあの遺跡の場所も忘れられてしまうのでしょうか?

残念な思いで、水城へと向かいました。

追記
アクアさんからの情報で、国分松本遺跡の現地説明板が立ったそうです。
見てきますね!



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by lunabura | 2014-12-11 22:55 | 太宰府政庁跡・水城周辺 | Trackback | Comments(14)
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