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2017年 08月 20日 ( 1 )

ひめちゃご85 ヒメコソ三社参りに戻ろう



ひめちゃご85

ヒメコソ三社参りに戻ろう
 




ヒメコソ三社参りをしたのは、昨年のこと。
2016年12月8日だった。

この詳細を記録する間もなく、
あちこちのヒメコソ(姫神)たちに参拝して回った。

比売神。
三女神。
何と北部九州の各地に祀られていたことか。


その深層には市杵島姫信仰が流れている。
災害を畏れる人々の祈りの女神だったと思うようになった。


今、各地から絶え間なく知らされる災害が
古墳時代にも起こり続けたのではないか。

あの広大な筑後平野が海から陸地に変化するために、
何が起こり続けたのか、
それを実際に目撃させられているように思われてならない日々だ。

「ナイルの氾濫」は「ナイルの賜物」と表裏一体だったが、
同じことがわが国の各地の平野でも起こり続けた。


昨年と今年では、すっかり世界が変わってしまった。


さて、いったい「ひめちゃご」が何をきっかけに始まり、
何を調べていたのかも、分からなくなってしまった。


今一度、「ひめちゃご35」の一部を掲載して、思い出そう。


ひめちゃご35 祭神の書き換え

このシリーズは「ヒメコソ」という言葉から始まった。
直後に訪れたみやき町の若宮八幡神社には「仁徳天皇」が祀られていた。

「若宮」といえば、仁徳天皇を指す所が多く、ここもそうだった。
この天皇が佐賀に祀られている点も驚きだったが、
もとは「姫古曽神社」と同じ神が祀られていたという話が琴線に触れた。

「ヒメコソ」社といえば、鳥栖と小郡に二社鎮座していて、
わずか2キロ半の距離だった。

が、二つは県が違っていて、佐賀県と福岡県に分かれていた。

稀有な事に『肥前風土記』にその「荒ぶる神」についての記述があるので、
過去記事を整理しようと手順を考えていたのだが、
立て続けに八女やみやまの神社を参拝することになった。

が、ついに歴史カフェのテーマとして、
「物部とヒメコソ神」が浮かんだことから、
11月に徹底的に伝承を並べて比較することにした。

その結果、鳥栖の「姫古曽神社」で起きていた「祭神の書き換え」が、
みやき町の「若宮八幡神社」でも起きたと考えられることが分かった。


つまり、こういうことだ。

鳥栖(とす)の「姫古曽神社」では、本来の祭神は「市杵島姫」だったが、
八幡神が勧請されると、本来の祭神は隅においやられてしまった。

「市杵島姫」は「たなばた屋敷」に留められた。

ところが、明治の維新の時に調査が入り、本来の神を前面に出すこととなり、
「市杵島姫」が主祭神に返り咲き、社号も「姫古曽」となったという。

この「ヒメコソ」は地名の「姫方」の語源ともなった。


「ヒメコソ」とはどういう意味か。

「こそ」とは貴人に使う敬称である。
だから「ヒメコソ」とは「姫さま」という意味となる。「姫方」も同意だ。

「ヒメコソ」とは貴(あて)なる姫神を指すことばで「普通名詞」と考えてよい。

だから、各地に「ヒメコソ」神は鎮座していることになる。
無理に同一神に習合させる必要はない。



鳥栖の「姫古曽神社」の祭神が書き換えられた事情が明らかになったことから、
みやきの「若宮八幡神社」も同様な書き換えがあったことが推測できる。

しかし、「若宮八幡神社」には調査が入らなかったのだろう、
上書きされた祭神の名のみが伝わることになったと考えられる。

しかし、奇しくも口碑に「ヒメコソ神」の存在が残されていた。

姫神さまが祀られていた証しは
その北部に展開する「姫方遺跡」という地名にも残されている。


さて、同じ市杵島姫を祭る二つの宮だが、やや離れている。
地図に落として眺めていると、二つの間に朝日山が乗って来た。


つまり、若宮八幡神社―朝日山―姫古曽神社 (市杵島姫―朝日山―市杵島姫)

というラインが存在するのだ。
驚いてチェリーに確認してもらうと、ドンピシャと重なったという。

それどころか、「姫古曽神社」から見た冬至の日没ラインと重なることが分かった。>



そうだ。こんな話だった。

若宮八幡神社に向かって
小郡の媛社神社(七夕神社)から出発したヒメコソ三社巡りの
詳細を思い出して書いて行こう。

<2017年8月20日>






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by lunabura | 2017-08-20 21:18 | 「ひめちゃご」 | Trackback | Comments(0)
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