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カテゴリ:石ビーズ作り方・夜臼三代遺跡( 1 )

夜臼・三代遺跡群・石のビーズの作り方


夜臼・三代遺跡群
ゆうす・みしろ
石のビーズの作り方
福岡県新宮町立歴史資料館

各地の資料館に行くと、滑石で作った灰色のビーズを見かけます。
丸玉や管玉があり、その穴をどうやって開けたのかが謎でした。

ビースでネックレスを作った事のある人は分かるでしょうけど、
手芸品店で買ったビーズ穴に針を通すだけでも、ひと手間がかかります。

ガラスビーズの作り方は福岡市埋蔵文化センターで解決しました。
針金に粘土を巻き、ガラスを巻きつけるという方法です。
那の国ではガラス製品を作っていたし、インドから伝わったりもしていました。

でも、石のビーズ玉の穴はこうはいかないのです。
考古学関係の本を見ると、石をビーズ型に研磨した後、
最後に穴を開けるように書いてありました。
そんなあ…。あんなに小さな石は後からは決して開けられない。
いったい3ミリの小石をどうやって固定するのだ…。
という、人様にはどうでもいい不満が新宮町の歴史資料館で解決!
やっぱり、先だよね。穴を開けるのは。

さあ、あの有名な夜臼の遺跡群では土器以外の工房がありました。
その石の工房で発見された未完成品を並べるとこうなりました。

c0222861_10204620.jpg

左から順に見て行きましょう。
1.まずは原石の滑石です。剥離が簡単そうな石ですね。
2.それがさらに小さく割られました。
3.固い石でこすって研磨して、フラットな石になりました。

c0222861_10214457.jpg

4.それに筋をいれて板チョコのように準備しておきます。

c0222861_1022206.jpg

5.その格子の中央に穴を開けます。さらに薄くして、チョコを折るように切り離します。

c0222861_1023048.jpg

6.砥石にかけて周囲を丸くします。
(最後の最後まで本当に削れるのかな…。つまめない。何らかの工夫がもう一段階要りそうですね。)

c0222861_10234392.jpg

7.そして完成。こんなに豪華なネックレスが出来ました。
ペンダントヘッドまで考案してますよ。イアリングにしたのかもね。
左上にある勾玉はまだ穴が開いていません。
この大きさだったら、あとから開けられるんですね。
(この前、人丸古墳の滑石の臼玉を載せてないけど、こんなのだったのかな。)

さて、夜臼と言えば土器が有名です。
c0222861_10242927.jpg
これが、教科書に載っている「夜臼式土器」です。
この形、板付遺跡にもありましたね!注ぐ時に水がこぼれないようなデザインです。

縄文から弥生にかけて、この新宮町の丘陵地帯では、かなり豊かな暮らしをしていたのが分かりました。
朝鮮半島からの技術もバンバン入って来ていました。ここは那の国の一部です。

地図 新宮町立歴史資料館(シーオーレ新宮 4階)


朝鮮通信使の研究をしている方はここに資料がありますよ。

ガラスビーズの作り方 ⇒「伊都国」三雲・井原遺跡でビーズが計1万個以上出土。
                 黄色や紫は日本では作れなかった。

夜臼式土器の出土⇒ 板付遺跡(1)弥生館 弥生人の足あと・縄文水田もあったって




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by lunabura | 2011-03-11 10:38 | 石ビーズ作り方・夜臼三代遺跡 | Trackback | Comments(0)
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