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ひめちゃご58 ミヤズヒメ



ひめちゃご58

ミヤズヒメ
 


2016年3月10日 結願


ミヤズヒメはフルベの倉に匿われていた。

「暗い。誰も帰ってこない。このような所に閉じ込めて。
タケルさまは何処じゃ。
何があった。
タケルさまに何があった。
外のモノノベたちがざわついている。
こんな倉に入れて。

カネモチは何処じゃ。

みな、武器を持って固めている。
戦があるのか。

カネモチは何処じゃ」

「ははっ。ここにおります」
サンジカネモチは両手をついて頭を下げた。

「タケルさまはどうした」
「…」

「何をした」
「姫…。タケルの命はもはや…。
姫を苦しめたタケルは在らず。
姫のため、この手で。
守るため。

ご安心なされ。
カネモチがこの手で…。
姫、もう心配いらぬ。
姫、我に続け。
この地を去りましょう」

「わらわは待つ。
タケルさまを待つ。
あの方は死んだりなんかせぬ」

「タケルは二度と現れませぬ。何とぞ、我とともに」

「わらわの前から去れ」

「何とぞ我と共に」

「わらわの前から去れ」

「それほどまでに…。お許しくだされ!」

サンジカネモチの左手が剣を掴むと、次の瞬間、ミヤズヒメの喉できらめいた。

一瞬のことだった。
ミヤズヒメは自分の死さえ自覚できなかった。



ミヤズヒメの霊が語り出した。

サンジカネモチすなわち星読がまだ目の前にいた。


「わらわはカネモチに刺された。のどをやられた。
人を思う一途な気持ちが…
何故このような事態に流されねばならぬかのう。
遠い異国から来て、やっとこの地に根付き、このようなことになろうとはのう。
何故、タケルはわらわの元に来ぬ。

星読「戦のことで心がいっぱいだったのです。
人を思う気持ちの余裕がなかったのです。

「ジングウと会っているのではないか」

星読「密談をしていました」

「わらわよりジングウと会っているのではないか。
そんなにジングウはすごいのか」

星読「姫を苦しめている者をサンジカネモチが…。
姫は誰にも渡さぬ。
生まれ変わられて、また一緒に」

「われは行くぞ」

ミヤズヒメは崋山から離れていった。

ミヤズヒメの命を奪いし者、サンジカネモチ。


***

これもまた一年ほど前のことだった。

ようやく書くことが出来た。



<2017年2月11日>


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# by lunabura | 2017-02-11 19:52 | 「ひめちゃご」 | Trackback | Comments(4)

ひめちゃご57 金と銀の鞍



ひめちゃご57

金と銀の鞍
 



c0222861_21103218.jpg


このキラキラを見た時、金と銀色の世界が蘇った。

そう、「月の沙漠」の歌。

大人になって改めて歌詞を読む。



1 月の沙漠をはるばると
  旅の駱駝がゆきました
  金と銀との鞍置いて
  二つならんでゆきました

2 金の鞍には銀の甕
  銀の鞍には金の甕
  二つの甕はそれぞれに
  紐で結んでありました

3 さきの鞍には王子様
  あとの鞍にはお姫様
  乗った二人はおそろいの
  白い上衣(うわぎ)を着てました

4 広い沙漠をひとすじに
  二人はどこへゆくのでしょう
  朧(おぼろ)にけぶる月の夜を
  対(つい)の駱駝はとぼとぼと

  砂丘を越えてゆきました
  黙って越えてゆきました


作詞:加藤まさを



日本人の心の奥の記憶のような歌。


そう思った。



<2017年2月10日>











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# by lunabura | 2017-02-10 21:12 | 「ひめちゃご」 | Trackback | Comments(2)

歴史カフェ第11回209、212のご案内

追記
明日から寒波のようですね。
気を付けてお越しください。




歴史カフェ第11回

209、212のご案内


今年の歴史カフェはこれまでの分を最初からおさらいしていきます。

第11回のタイトルは

       「脇巫女」の舞台 鞍手と佐賀
     ―物部・三女神・ヤマトタケル・熊襲タケルー
です。

「脇巫女」は不思議なきっかけで始まった集団幻想小説ですが、
改めて読み直すと、あらすじに矛盾がなくて
興味深いストーリーが紡ぎ出されていました。



第1回は始まったばかりだったので、中間報告的な意味合いでしたが、
一年経って、ほぼ全体のストーリーが見えたので、
今回はそのあらすじを話したいと思います。
鞍橋の君は関係ありませんでしたね^^


セオリツ姫、姫大神、二女神、イチキシマ姫、三女神などについて、
分析してみると、一貫性のある世界観があって、驚いてもいます。


この話をきっかけとして、鞍手と佐賀の地名と古代史を知り、
物部と三女神の伝承を知るというスタンスでお話ししたいと思います。


次のような構成です。

1「脇巫女」の物語 あらすじと鞍手の地名歴史
2 宗像三女神 
3 川上タケルと江上タケル 佐賀と北九州・直方
4 日本武尊と武内宿禰 

ヤマトタケルの進入によって二つに分裂する物部、
滅ぼされて宇佐や佐賀に逃げた一族、
また伝承に残された熊襲タケル二兄弟。

など、北部九州の点と点をつなぐ古代史を一緒に楽しみましょう。


2017年2月9日(木)と2月12日(日)です。



『神功皇后伝承を歩く』を持っている方は上下巻とも持ってきてください。
付箋もあるといいですね。
当日は詳しく読む時間がないので、
どこに書いているのか、あとで楽しむための付箋です。

本は持っていなくても大丈夫です。
購入希望の方はメールか、コメント欄(非公開で)に書いてください。
持ってきます。




日程 2月9日(木)2時~4時
2月12日(日)2時~4時


会費 1500円 (別途、ドリンクを各自でご注文ください)
   (会費は当日、受け付けにて)

募集人員 若干名(要予約)

会場  オーガニック広場 ひふみ
 福岡県古賀市天神1丁目2-3 
    (JR古賀駅前) 駐車場はありません。
092-944-5755


申し込み方法 
「歴史カフェ209希望」もしくは「歴史カフェ212希望」と書いて、郵便番号 住所 氏名 をご記入の上、メールでコチラに送ってください。
(コメントでハンドルネームを使われた方、よかったらそれもご記入くださいね♪)


メールはサイドバーの「メールはコチラ」からでも大丈夫です。

「一度参加された方」は、フォームを使わずに、
直接、綾杉の返信から申し込んでくださってもOKです。
二度目以降は住所を書かなくてもいいですよ。


申し込みがあれば必ず返信しております。返信が無い場合はブロック解除、あるいは「アドレス違い」がないか、調査をお願いします。


オーガニックな食材のお買い物が出来ます。(^-^)

地図 オーガニックひろば ひふみ



 皆さんのご参加をお待ちしています♪






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# by lunabura | 2017-02-08 23:27 | 歴史カフェ | Trackback | Comments(2)

第4回 バスハイクご案内 3月

4回 バスハイクご案内 3月

「歴史と自然をまもる会」の3月のバスハイクのガイドを務めます。

神功皇后の足跡をたどる
 第4回 遠賀川中流域

神夏磯姫・夏羽・田油津姫の里
    2017331日(金)   


c0222861_20010742.jpg
    

中間市の埴生(はぶ)神社は仲哀天皇と神功皇后の(あん)在所(ざいしょ)です。
桜の名所で、垣生(はぶ)羅漢百穴があります。

今回はこの桜を見ながら、遠賀川の中流域、香春(かわら)岳の麓の鏡山大神社、
(かむ)(なつ)()姫や夏羽(なつは)田油津(たぶらつ)姫の話を伝える若八幡神社、
神功皇后の産屋を守った田原麿の正八幡神社、
日本武(やまとたける)尊ゆかりの剣神社、
皇后の連れていた神楽人を指導したという(げき)()神社などを訪れます。

天神―剣神社(鞍手)-埴生神社・垣生羅漢百穴(中間)-若八幡神社(田川)―鏡山大神社(田川)―正八幡神社(田川)―撃鼓神社(飯塚)―小正(おばさ)西(にし)古墳公園(飯塚)―天神



神功皇后のガイドブックでは次のように対応しています。


➀剣神社(上巻17 神功皇后は日本武尊の旧跡で祈った

②埴生神社 (上巻13 仲哀天皇と皇后は航海の安全を祈った

 垣生羅漢百穴

④若八幡神社(下巻60 皇后軍は夏羽を滅ぼした

③鏡山大神社(上巻14 神功皇后は自分の御魂を鏡に鎮めて祀った

⑤正八幡神社(上巻16) 田原麻瑠は皇后の三韓征討に随行した  

⑥撃鼓神社 (上巻15) 太鼓と笛の神が神功皇后の神楽を指導した 

⑦小正西古墳公園 まりこふんによる美人埴輪コンテスト第一位!



いよいよ「脇巫女」「ひめちゃご」の舞台に差し掛かってきました。

➀剣神社(上巻17)は鞍手町の木月の剣神社です。

ガイドブックをご覧くださいね。

ヤマトタケルの行在所で、のちに神功皇后が祈った場所として伝わっています。

「脇巫女」では「月守の民」の子供たち(巫女)を養育した所

という設定になってますよ。

天神を8:30に出発します。

集合場所は日銀の横の路地、ローソンのそばです。

(初めての方は必ず場所を確認してください)

満席の場合は8:10から座席のくじ引きがあります。

申し込みは以下の「歴史と自然をまもる会」までどうぞ。
(リンクしてます)






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# by lunabura | 2017-02-07 20:03 | バスハイク | Trackback | Comments(0)

ひめちゃご56 ムナカタモノノベ


ひめちゃご56

ムナカタモノノベ
 



「脇巫女」のあらすじを書いていると、次々に疑問が湧く。
随時、星読に確認しながら詰めていったが、
資料を整理していると、一回目の結願のメモが出て来た。

結願の途中、「ムナカタモノノベ」が出て来た。
当時は理解できない内容だったので、書くことが出来なかったが、
今なら話が分かる。

そのあらすじは「脇巫女43―物部サンジカネモチ」に書いているが、
やはり分からずに書いていて、訂正が必要な部分があるようだ。
しかし、いまだに分からないというのが正直な感想だ。

今日はその時の対話を具体的に書いてみる。

足りない部分があるが、そこは関係者たちにコメントを入れてもらおう。

サンジカネモチは熱田モノノベの一員で、六ケ岳を守っていだが、
鞍手にはその前に開発者がいた。
それがムナカタ族だった。
のちにムナカタモノノベとなるようだが、
この日出て来た男は怒り心頭に達していた。


***


2016年2月23日。

ムナカタ「我の怒りをそなたは聞いておろう。
我らの思いを踏みにじるのが人間。
この地はそなたらものか。
この地を守るという我らの先人たちの思い。
何をもってもこの怒りはおさまらず。
守ろうとしたものが分かるか。

ムナカタを押さえるモノノベ。

我らムナカタ。

モノノベが分裂したのは知っておるな。
我らムナカタ族が大事な鉱山から採れるものをモノノベが奪い、
熱田神社の裏手に武器を隠しておった。
四方八方から狙われている。
ムナカタのものをモノノベが奪った。

フルベモノノベ358人。リーダーだ。
モノノベはヤマトタケルの出現で二手に分かれた。
思いを一つにしてまとまっていたのが、ヤマトタケルのせいで。
鉱山の武器の開発で思いがバラバラになった。

フルベモノノベはヤマトタケルについた。

何故モノノベが守っていた物をヤマトタケルに譲らねばならぬ。
我らはここを耕し、鉱山を見つけて暮らせるようにした。

ヤマトタケルは正義の味方か?
討ったわれらは悪役か?
ヤマトタケルは何人殺した。」

菊如「役がすり替わっているのですね。
ひもろぎに人が集まっています。
真実を解き明かしたいのです。
資料がないのです。
お手伝いさせてください。
モノノベの真実を知りたいのです。
知らなければ守れないのです。」

ムナカタ「九州は今の半分の大きさだった。
モノノベがいた。
この島国を狙い、シラギ、クダラらが船で目を盗んで住んだ。
日本を国外から守ることがせいいっぱいだった。
いつも戦い火薬や武器を造った。
元からの農耕の者とは仲良くやっていた。
戦闘が激しくなり、武器を持ち、隣国と戦った。
ヤマトタケルが統治するというが、全然違う。
モノノベは古くから日本にいた。

ムナカタモノノベの神はスサノオ。
三女神は熱田モノノベ。
鉱山には黒玉という貴重なものがあった。
相手を討てば一撃。ヤリ、カタナ、弓の矢、一撃で死ぬ。

星読「私の名前は分かりますか」

ムナカタ「サンジカネモチ。熱田だ。
お前が一番知っておろう。
サンジカネモチがヤマトタケルを殺した。
倒れて水を飲んだ。
血だらけで泉水で水を飲んだ。水銀の水。
鎧塚で死ぬと、鎧を埋めた。
五人のの守り人は中山の剣山にヤマトタケルを埋めて死んだ。
ミヤズヒメは熱田。
ヤマトタケルは日本人ではない。
ジングウは日本人。」
るなを見て
「そなたはヤマトタケルを。
どんな思いか、それは言えぬのう」
意味深な顔をして言った。
思いのたけを述べた男は「ああ、良い日だった」
と言って去った。

***

鞍手を開発したのはムナカタ族だが、
のちにモノノベに吸収され、ムナカタモノノベとなったようだ。
シラギやクダラの国名はずっとのちの時代のものだ。
現代人に分かるように代表する国名で表現されるのは、
よくあることだと理解している。

三韓を馬韓・辰韓・弁韓・伽耶諸国といわず、
百済・新羅・高句麗・任那というようなものだ。

楽浪郡と言っても分からない時には古代中国と言えば分かるのと同じ。

<2017年2月6日>











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# by lunabura | 2017-02-06 21:33 | 「ひめちゃご」 | Trackback | Comments(8)

みんな大好きトンコツラーメン



今日は法事でした。




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故人たちが好きだったトンコツラーメン(笑)

みんなでいただきました^^









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# by lunabura | 2017-02-05 20:26 | にっき | Trackback | Comments(0)
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綾杉るなのブログ 神社伝承を求めてぶらぶら歩き 『神功皇后伝承を歩く』『ガイアの森』   Since2009.10.25


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