人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

ひもろぎ逍遥

二見岩 竜宮門と名付けちゃいました


二見岩   福岡県福岡市東区志賀島

竜宮門と名付けちゃいました

二見岩 竜宮門と名付けちゃいました_c0222861_10245812.jpg

「志賀海神社の神様は、今、島の横の磯の岩場にいらっしゃるのよね。」
と、知りあったばかりのMさんが何度も言います。

ルナは神社大好き人間だけど、人には内緒です。
だから、まさか、いきなりこんな話を聞かされていいのかしらと、戸惑いました。

Mさんの話がどうしても気になるので、ある朝、
その神社とその磯の岩場に行きました。

ルナは神様がいるかどうかは分からないのですが、
神社は清々しくて、とても幸せな気持ちになります。

志賀海神社にお参りした後、
志賀島を外周するドライブコースを車で走りました。
右側はずっと海です。
とてもきれいな海です。

ガードレールにはトンビが、数十羽も止まって羽根を休めていました。
こんなに沢山の大きな野鳥を見れるなんて、
何か、ラッキーな気分です。

そのまま車を走らせると、Mさんの言う磯の岩場はすぐに有りました。
そこは自然と車を止めたくなる景勝の地です。
大きな岩がごろごろしていて、磯遊びには持ってこいの場所です。

車を降りて立つと、目の前に巨大な岩が二つ、
まるで海へと続く門のようにそびえていました。

私はその正面に立って見とれていました。

すると、その正面の沖合の海が丸く光り出したのです。
その時気づいたのですが、その日は曇りでした。

そして、その沖合の海の上の雲だけが丸く切れて、
太陽の光がまっすぐ射したのです。
まさにスポットライトでした。

「あそこが、竜宮への入り口だわ。」
と、思ってしまいました。
そこで、ルナはこの磯を秘かに『竜宮門』と名付けました。

それから画家の青木茂の描いた絵「わだつみのいろこの宮」
というタイトルが思い出されました。

「きっと、あれが、わだつみの神のいらっしゃる海の底のお宮の入り口だ。」
と、自然に手を合わせました。


でも残念な事に足元はゴミだらけ。
何も掃除道具がないので、もう一度、
今度は掃除に来ようと思って家に帰りました。

帰り道、トンビたちはまだガードレールの上に止まっていました。

二見岩 竜宮門と名付けちゃいました_c0222861_10325363.jpg


右側の岩には穴が開いていました。
こんなのが世界中にあります。


 何故二人の人間が同じ日に掃除に来たの? 

 掃除をしようと思いつつ、なかなかチャンスがなかったのですが、
ある日、「明日行こう。」と思い立ちました。

その頃は何故か朝早くから目が覚めてしまう日が続いていました。
「まあ、目が覚めたらね。」
と軽く思いながら寝ました。

翌朝、5時に目が覚めました。

寝ぼけてしまい、「なんでまた早く目が覚めたんだろ。」
と思って寝直しました。

すると、なんと、カラスがベランダに止まって、
「カア、カア、カア、カア」と四回鳴いたのです。
こんな事は初めてです。
「あ、起こされた。今日はお掃除に行くつもりだったんだ。」
と飛び起きました。

 箒としょうけとビニール袋を持って車を走らせました。
そして、その竜宮門に着いて、ほうきをトランクから出した時です。

磯から、黒いビキニの若い女性が上がって来ました。
彼女は沢山の拾ったゴミをビニール袋に入れています。

 お互いに同じ事をしているのを見て、
すぐにどちらからともなく話をしました。

近くで見ると、その人は歴史の教科書に出て来る、
阿修羅王の仏像そっくりな顔立ちの人です。
その黒く日焼けしてひきしまったな身体と、整った美しい顔にルナもほれぼれです。

「千葉から車でずうっと海沿いにやって来たんです。
海がゴミだらけだったので、拾った所です。」
彼女にとっては海の掃除は当たり前の事のようでした。

「ここのウニは食べられるのですか。」
「もちろん、大丈夫です。
漁師さんたちがここのウニを採って売っているのですから。」

ここでの漁は一般人はご法度ですが、
彼女は汚れた海しか知らなくて、ここの海の中にいるウニが
安心して食べられるかどうかを聞いて来たのです。

「この島の奥には行きましたか?」
「いいえ。」
「この道をずうっと行くと、有名な勝馬海水浴場があって、シャワーもありますよ。」
と教えて上げると、濡れた水着のまま、すぐに車に乗り込んで出発しました。

 彼女を見送ると、勇気100倍。道路の掃除を始めました。
だって、これって、結構照れくさいのです。

でも、同じ日に同じように掃除をする人間に出会えたなんて、
これこそ、神様の計らいだと、思いましたよ。

 帰りに志式神社の前を通る時、またカラスが
「カア、カア、カア、カア。」
と、遠くの空で鳴くのが聞こえました。
「あ、また4回だ。今日は行けないけど、またお参りに行きますね!」
と思いながら、家路を急ぎました。

 帰ってからルナパパが
「何かお知らせがありましたか。」
と聞いてくれました。
「うん。あった。あった。
同じように竜宮門を掃除する人がいたのよ。
彼女は海を。私は道路を。
あの、タイミングで会えるなんて、神様のはからいとしか考えられないよ。」
と、報告しました。

今考えると、この件が御縁で、
『姫宮さまたちの物語』を書くようになったのかな、と思いました。

豊玉姫や玉依姫が、この「わだつみのいろこの宮」の姫神です。
このあたりの海域が舞台だと分かってきました。

二見岩 竜宮門と名付けちゃいました_c0222861_10415871.jpg

海の中道から能古の島を望む

Commented at 2009-11-03 19:43
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by lunabura at 2009-11-04 18:11
「お知らせを聞き分ける能力」と言うと、
なんだか霊能力みたいで、
畏れ多いですね。

「やりたい、みたい、いきたい」という思いを実行してるだけなのですが。
でも、これが結構、勇気が要ったりして、難しいんですよね (;一_一)

それにしても、日本の海ってこんなに奇麗だったんだと、
うれしくなりました。 (^-^)
Commented by 放蕩息子 at 2009-11-24 00:12
綾杉るな様

『二つのゴミ袋運動』の放蕩息子です。過日は参加宣言・実施報告掲示板への書き込み、ありがとうございました。
当方の掲示板への返信に書かせていただいたのですが、こちらのブログ名と綾杉さんのお名前を『二つのゴミ袋運動』のトップページに置いてあります賛同者の一覧に掲載させていただきましたので、ご了承いただきたく、参上しました。もし何か不都合などありましたら、ご連絡下さい。

こちらを拝見していますと、北部九州と言うのは面白そうなところですね。
私も何年かに一度、仕事で福岡に出張することがあるのですが、たいていは日帰りで、空港と会社と得意先の三ヶ所に行くのが精一杯のことが多いです。(一度だけ泊まりの時には、海ノ中道の水族館に行きましたが…。)
もしまた出張があれば、今度は出来ればもう少し時間の余裕を作って、私もあれこれ逍遥してみたくなりました。

それでは。これからもよろしくお願いいたします。
Commented by lunabura at 2009-11-24 14:23
放蕩息子さま

ようこそ。
ただ今、掲示板を拝見しました。どうぞ。どうぞ。
こちらからもよろしくお願いします。
ついでに、クマノミを見ました!
可愛いでですねえ。
色もきれいで、ついつい、親心で見てしまいました。

昨日、奈多の浜に行きました。
いつも、ここは誰かがゴミを拾ってくれているらしく、
綺麗なのですが、
昨日は漂着物が見られました。

ゴミ袋を持ってなっかった…。
と反省した所で、放蕩息子さまからコメント頂いて、
嬉しいです。

ここから北九州よりの花見海岸という所では、
散歩人たちがゴミ袋を持っているのをよく見かけます。
浜の出口に集積所があって、
それを置いて帰ります。
すると、市のゴミ回収車が定期的に持って行ってくれます。
これだと、気軽にゴミが拾えます。
こんな運動もいいなと思いました。

玄界灘はハングル文字のゴミがすごい量ですが、
翌日には片付いているのです。
地域の方に感謝です。


こんな話が出来る方に出会えて、嬉しいです。
放蕩息子さま。
こちらこそよろしくお願いします。   綾杉 るな
Commented by 放蕩息子 at 2009-11-29 16:17
綾杉るな様

お返事遅くて申し訳ありません。ちょっと先週、ものすごく仕事が忙しくて…。

>ついでに、クマノミを見ました!
ありがとうございます。また自分で育てると、可愛さもひとしおです(笑)。

>花見海岸という所では、散歩人たちがゴミ袋を持っているのをよく見かけます。
それは素晴らしい。地域の人々の習慣になっているというのは、それこそ「文化」ですね。

>玄界灘はハングル文字のゴミがすごい量
昨日は「砂浜海岸生物調査研修会」という企画があったものですから、ついでにゴミを拾おうとしましたら、海岸にはほとんどゴミが落ちていませんでした。横須賀市の公園内でしたので、職員の方に話を聞きましたら、「このごろ北風が強かったので、ゴミが沖に流されているのではないか」というお話でした。
それで逆に、「あー、じゃあ北向きの海岸には大量のゴミが吹き寄せられているんだろうな。」と、九州の海岸の事なども想像しました。
いつまでもそういう素晴らしい「文化」が、地域の人たちに引き継がれていくことを祈りたいです。
Commented by lunabura at 2009-11-29 20:32
「砂浜海岸生物調査研修会」というのがあるのですね。
それぞれのやり方で、自然に触れて行く事は素晴らしいと思います。
古代史に足を突っ込み始めると、
海の事を知らないでは、やっていけないなとつくづく思います。
放蕩息子さまには、鍛冶のお話を教えて戴きたいなと思っていたら、
ちょうどテレビでやってました。
これから、もし研究されるようでしたら、また、教えてください。
                          綾杉 るな
Commented at 2012-12-09 10:18
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by lunabura at 2012-12-09 12:47
はじめまして。非公開さん。
志賀島は大好きです。
私のブログでよろしかったら、リンクしてくださいませ。
HP拝見しました。
素敵な仲間だちですね (^-^)
Commented at 2012-12-09 20:51
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by weed tattoo designs at 2013-11-29 22:37
Thank you of this article. That’s all I can also say. You most definitely have made this site into a specific thing special. You clearly realize your are performing, you’ve covered a multitude of bases. Thanks a lot!
weed tattoo designs http://www.pacestone.com/tattoo.php?id=575
by lunabura | 2009-11-02 10:58 | 志賀島の各地 | Comments(10)

綾杉るなのブログ 神社伝承を求めてぶらぶら歩き 『神功皇后伝承を歩く』『豊玉』『星の迷宮へのいざない』   Since2009.10.25