2010年 03月 29日
馬見神社(1)うまみ・次々と開かれて行く参道は夢のようだった
馬見神社(1)
(宇麻美神社)
福岡県嘉麻市馬見
山里深き清浄の地
次々と開かれて行く参道は夢の如し

道は馬見山の大きな山容に向かって進みます。
しかし、早春の朝霧が正面に見えるはずの馬見山を覆い隠していました。
臨場感たっぷりのアプローチです。
三月の始め。その麓にある馬見神社に行きました。
菜の花が道路の両脇に咲き誇り、高度が上がって行くと、
リンゴや梨の木々が手入れされた中を走って行きます。
穏やかなカーブを進むと、大きな石碑が迎えてくれました。
おおお。古い…。
神社の入り口からすでに年月を経たものだけが持つ寂びた美しさを見せています。
激しい勢いで山から流れて来る清らかな小川を渡って、
最初の鳥居をくぐると、藤の古木が長い年月を経た姿を見せています。
古い石橋を進むとまた鳥居。

それを進むとさらに鳥居。

次々に鳥居が迎えてくれては、
全く新しい情景が開かれて行きます。

おっと、また鳥居です。両脇の桜のつぼみがふくらんでいます。

さらに石段が続きます。正面に祠がありました。
そこからさらに直角に曲がって登って行きます。

長いけれど、とても登りやすい石段です。
最後の急な石段を登り切ると、ようやく拝殿の前に出ました。

境内は明るく開けていますが、山の中で、そう広くはありません。
拝殿は新しく改築されていましたが、中に入ると往時のまま。
古い姿を留めています。沢山の古い絵馬が飾られていました。

中が結構広いです。ここは、福岡県でも、雪深い所です。
村人が力を合わせないと生きて行けないような山あいの地です。
お祭りごとに風雪を避けて、ここでお籠りがされたんだろうなと思うと、
私たちの先人達がどれほどの思いをして過酷な自然の中を生きて来たのか偲ばれて、
感慨ひとしおです。
絵馬の中には伊勢講の記念の絵馬もありました。
村中で資金を積み立てて伊勢神宮に代参してもらう風習です。
こんな山の中からでも、人々が屈強な男たちに信仰を託して、
何か月もかけて、行ってもらったのでしょう。
ここには現代に生きる私たちが失った叙情が沢山残されていました。
(つづく)
by lunabura
| 2010-03-29 20:29
| 馬見神社・うまみ・嘉麻市
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