2011年 01月 18日
「オオカミ導入」記事へのコメントをいただきました。
「オオカミ導入」記事への
コメントをいただきました。
先日、外国のオオカミ導入の記事を書きましたが、
それについて、訪問者の方から、丁寧な説明を頂きました。
ここにそのまま、掲載します。
初めまして。私は動物飼育を仕事としているものです。
オオカミの専門家ではありませんが、学生時代からオオカミ関連書籍をいくつか読んできました。少ない知識ではありますが、わかる限り、疑問の答えを挙げさせていただきます。
まず、導入する「輸入オオカミ」ですが、これはハイイロオオカミという種類です。たいていは2頭から数頭の群れで行動しますが、1頭の場合もあります。ニホンオオカミは残念ながら、明治時代に絶滅してしまったため、もう地球上には存在しません。しかし、ニホンオオカミはもともとハイイロオオカミの亜種なので、ハイイロオオカミが日本に根付けば、ニホンオオカミに近い形になる可能性があります。
次にハブとマングースの問題ですが、これは完全に生態調査不足です。ハブは昼行性、マングースは夜行性なので活動時間が合わず、夜行性のアマミノクロウサギなどが被害にあっています。これは動物業界の誰もが知る事実で、二度とこんな愚行をしてはならないと皆、肝に銘じています。
オオカミの場合は調査・研究が世界で行われていますし、日本にも専門家がいるので、ハブとマングースのような間違いは起きません。
オオカミと獲物に関しては、シカ、イノシシ、ノウサギなどを狩ります。その中でも、狙うのは幼獣や弱った個体です。これにより、シカなどの増大を防止、感染症の蔓延を防ぐ効果があります。
鳥インフルエンザや口蹄疫の病態・死骸も捕食すると思いますが、感染症の不拡大に繋がります。これらはオオカミには感染しません。
口蹄疫の侵入禁止区域については、オオカミには生息域の制限・監視がつくので、他の野生動物よりも侵入の危険はないと思われます。
また、オオカミが狩りをするのは、自分のグループの縄張り内のみです。これは縄張り外ならば捕食されないということでもあります。獲物が食べつくされないのはこれが理由です。オオカミが増えた場合も、縄張りと縄張りの間に隙間が生まれ、獲物側もそこを利用することで頭数を維持することができます。
人害に対しては、人への警戒心、恐怖心をもたせることで防げます。オオカミ導入に成功しているポーランドでは、人の居住区とオオカミの活動地域か重複しているにも関わらず、人害はまったくありません。これは国民性が関係しているのかもしれませんが、日本人は野生動物にエサを与えてしまうことが多々あります。
サルやクマの問題は、人が安易に餌を与えたこと、ゴミを放置したことが原因です。この行為は野生動物に人への警戒心を忘れさせ、襲われるなどの被害を生むだけなのです。これに関しては専門家も、オオカミにもこのような行為が行われれば、サルやクマと同じ問題が起きるだろうと危惧しています。
しかしこれは、オオカミや他の野生動物の問題ではなく、人間の問題です。人とオオカミの距離をきちんと保つことで、子供やペットを守ることができます。
害獣の頭数に関しては、専門家によって全国で調査されています。
家畜被害に関しては、放牧していなければ被害はほとんどありません。また、きちんと被害補償の検討がなされていますのでご安心ください。
私が応えられるのはこの程度ですが、不明な点は専門家に伺われてはいかがでしょう?疑問がハッキリしていらっしゃるので、専門家の方も回答のしがいがあると思いますよ。
長々と失礼いたしました。
サアサさん、コメントありがとうございました!きちんとした説明が伺えて嬉しいです。
ニホンオオカミ協会のHPを見ても、生態などが分かりませんでした。
これで、自分なりに考えることができます。
この説明で解決したものと、未解決の課題がはっきりとしてきました。
鳥インフルエンザには人間がうつって死亡する例があるので、
オオカミも例外ではないだろうな。
オオカミはたぶん電波発信機をつけて放たれるのでしょうが、
次世代以降にはどうやって付けるのかな。
多くの農家では、ニワトリやらアヒルやら小動物をそこらあたりで飼っています。
そんな安心な暮らしが失われませんように。
もっともっと専門家と当時者と外野と話し合っていただけたらいいなと思いました。
それでも、無視できないイノシシなどの被害。
九州では、山野に近い畑や田んぼには長々とトタンの塀が築かれているのをよく見かけます。
電気のサクの事もあります。イノシシよけです。
広い畑を全周するのですから、費用や労力は大変です。
でも、シカはそんなものは簡単に飛び越えます。
アライグマも増えていて、これはよじ登って侵入します。
しかもイノシシは直接人間を襲っています。
畑で草取りをしていた女性が襲われたり、神社で体操していて襲われたりしています。
オオカミ導入はこれらを食べてくれるのを期待しての事ですが、
もっと皆で関心を持って話し合う事で、別の方法が見つからないかなと思っています。
例えば、ハブの件は、役所が一匹数千円で買い取るようにしたら、
住民が沢山捕獲して、予算を追加する事になったと聞きます。
マングースを利用するより、この方がずっと賢明でした。
イノシシやシカは、日本人は昔から食べています。最近はどうなのでしょうか。
イノシシはブタより臭みがなくて柔かいので、もっと食べられてもいいのでは。
イノシシの焼き肉はおいしいです。歯ごたえは牛肉に近い。
イノシシ鍋はボタン鍋と言われてますよね。
シカは部分が数千円で売られているのを見ました。
一村一品運動のように、みんなで料理法を開発すれば、
オオカミに食べてもらうよりも、ずっと多く消費されるのではないでしょうか。
そのような解決法も視野に入れて、
不確定なオオカミに頼らない方法を探す方がいいのではと思っています。
気が向いたら、ポチっと応援してくださいね。
にほんブログ村
野良猫の場合はあえて餌をあげトイレを教え(覚えるらしい)去勢することで
ゴミをあさる事やフン害も少なくなり数も減り
殺処分よりコストが安くすむという話もありました。
イノシシや熊などの野生動物なので同じにはいかないと思いますが
個人的には自然を壊さず、動物も殺さないで解決できればといいなと感じます。
でも、やむ得ない場合は人間と自然とのよりよい共存の目標と反省があれば
いいかなと思いました。
最終的には共存できる環境造りが必要なのでしょうが、とりあえず、ボタンなべ、とか鹿の皮や角を利用するのもいいアイデアだと思います。。
アライグマは?私には分かりまんが、多分その道の方に聞けばよい利用法があるのだと思います。
このような問題については多くの人々が共に考える必要があるなと思いました。
アライグマやミドリガメが可愛いくて飼った人も、山や堀に放って、想定外の被害が生まれています。
子孫たちに何を残したらいいのか、常に振り返りたいものです。









