2011年 01月 29日
漂着物博物館(1) 石井忠氏に学ぶ超整理学
石井忠氏に学ぶ超整理学
自然編
海に行って砂浜の中に見つけた貝殻やガラス瓶。
ペンキのはげかけた板きれ。ハングル文字のついた容器。
漂着物を手にすると、ここに来るまでの長い海の旅が偲ばれて、
少年少女の心が蘇ります。
そして持ち帰った渚の思い出。みなさん、どうしてますか?
こんな漂着物を学問の領域にまで押し上げた漂着物学会の初代会長、
石井忠氏の「超ミニ博物館」にお邪魔しました!
その分類と超整理とロマン。「見せる保存」を御一緒に。

流れついた板きれに書かれた「超ミニ 博物館」の文字と仮面が
天井近くで訪問者を迎えてくれました。

壁には沢山の漂着物がケースに入って、飾ってあります。
「ケースはニトリで800円。」
「え?ガラスも仕切りもついて、売ってるんですか。」
「そう。だいぶ買ったよ。」
「こうすれば、いつでも見られますね!」
しきりの中には綿が敷き詰められて、貝殻やイルカの耳介、ニュージーランドの渚で拾ったビールの蓋など、テーマ別に保存されていました。

これは「モダマ」。種です。大体5センチぐらいの直径です。そのさやは1メートル以上。サヤインゲンの巨大なものを想像して下さい。南の島から流れ着きます。
ビーチコーマーの憧れだそうです。

海の中道で採取した木の枝など。風と波が作った芸術作品です。

これは各地の砂浜の砂。プロは眼のつけどころが違いました!
こうして見ると、どれ一つ取っても同じ砂はありません。こんな所から研究は始まるのですね。しかも、ビンが香辛料でも入っていそうな、おしゃれなもの。
一つずつ見ていると、そこの海の歌が聴こえてきそうです。
漂着物はジャンルも様々。形もさまざま。
それを分類するには力量がいります。それにしても見せ方がステキです。まさに博物館です。
中央で額縁に入っている丸いものはクジラの椎間板。こんなものも流れて来るんだ。

上の棚を大きく撮りました。クジラの骨は天井にあるので、よく見えます。
中央の丸いものは先程のクジラの椎間板。
古代には、これをロクロを回す時の台にしたんですって!
それまでは土器の底についた凸凹のデザインの意味が分からなかったのが、これでその謎が解けたんだそうですよ!
誰かさんの大好きなアオイガイ。早朝に行かないと、カラスが突っついてしまうんだそうです。
雑然と並べているように見えますが、
「こうして、いろんな方向に並べて、全体が見えるようにするのがいいね。」とのコメント。
これが学者の視線なんだ…。
そう教えて貰って、この標本を見ると、なるほど、いろんな方向が見えるようになってる。しかも、三つずつセットにしてるから美しい。(つづく)
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そうだったんですか!御縁ですね。これからもよろしくお願いします。
(^-^)
「モダマ」ってどんな植物かしら?不思議です。
「モダマ」は「キヌサヤ」とか「グリンピース」の巨大なものという感じです。1~2メートルの長さに、豆がいくつも入っています。その平たい豆がこの「モダマ」です。土に蒔いたら発芽するかな。日本じゃ無理かも。
そうそう、纏向遺跡の桃の種は発芽は無理だそうです。ハスの実とは構造が違うらしいです。
情報ありがとうございます。









