2011年 05月 16日
幣立神宮(1)ホピのメッセージ(1)
幣立神宮(1)
熊本県上益城郡山都町
ホピから日本人へのメッセージ(1)
6000年ぶりの幣立神宮の五色神祭に寄せて
1995年は幣立神宮の大祭の年でした。
その年には五色神面の開帳があり、木製の仮面を拝見する事が出来ました。
大きさや手法がそれぞれ違っていて、同一製作者によるものではありませんでした。
どの仮面も現代の日本人の顔を連想させるようなものはありませんでした。
五色人とは黄人、白人、赤人、青人、黒人の五種の人類を象徴するもので、
この年は世界の各地から五色人がこの宮に集う約束の年でした。
白人の代表となったジュディス・カーペンター女史は、オーストラリアで手に入れた二つの石の奉納先を探し求めて、この熊本の幣立神宮に辿り着き、石を奉納しました。もう一つの石はホピ族に奉納しました。
赤人で導かれて来たのはラルフークレイグ・カーペンター氏でした。
彼はアメリカでホピの長老と出会い、ホピのメッセンジャーとしての使命を教えられて、日本にやって来ました。その時の使命は、仲間である熊族と太陽族を日本で見つけることと、ビッグフットの足跡を見つけた人を探す事でした。そして幣立神宮に辿り着いたのでした。
たまたま私はこの二人がそれぞれに幣立神宮へと導かれる状況を傍から見ることが出来ました。
8月23日。約束の祭りの日に二人のカーペンター氏が白人と赤人の代表として集いました。黄人の代表は幣立神宮の氏子さんでした。あとの青人と黒人はやって来ませんでした。
拝殿から三人はそれぞれ参集者にメッセージを伝えました。
そして、数ヵ月後、ホピからのメッセージが幣立神宮に届けられたと聞いて、
再び訪れました。大晦日か、その前日でした。
それは日本人への特別なメッセージでした。
もう16年も前のメッセージですが、
これからの日本人の未来の創り方へのヒントが書かれています。
今回から、それを全文紹介したいと思います。
6000年ぶりの幣立神宮の五色神祭に寄せて
ラルフークレイグ・カーペンター
参拝された皆様には、特別なインスピレーションに従って参拝の労をいただき感謝申し上げます。皆さまの守護霊にも感謝申し上げたいと思います。
こうして皆様の歴史上特別な本日の祭典に参列されたことが、お一人、お一人にとって重要であり、必然の出来事があったろうと思われます。
母は私にラルフークレイグ・カーペンターと名付けましたが、年月を経て別の名が新たに与えられました。ラルフとは一匹で動き回る狼にちなんだ名で、クレイグとはごつごつした岩または人を寄せ付けない崖にちなんだ名前です。
カーペンターは木を使って道具や品物を作る大工さんを意味しています。特に家族や家畜を守るための家を作る人のことを指します。
私の属するクラン(族)は熊ですが、父は水蛇または竜に属しています。沢山の鳥や動物や爬虫類、水辺の生物や虫たちが私をかわいそうに思ってくれて、メッセンジャーとしての私の仕事を支援してくれました。
私の仕事はコロラド川近く、グランドキャニオン西側に住んでいる平和な人々ホピ族のメッセージを世界に伝達することです。
5500年の人間の歴史のなかで、今のこの時は最も危機的な時代です。戦争勃発の恐怖、飢餓や病気、家庭崩壊などさまざまな不安があります。
ホピ族が生存しているという事実そのものが、平和というものが実現可能なものであり、本当に機能する真の民主主義が存在できるのだという事を、おのずと明らかに証明しています。
私は混血のモホーク族で、モホークの言葉ではモホークのことをカナンヘヤーガといいます。北アメリカ(Amel-Rika=神々の国)のことをインディアンは「亀の島」と呼びます。私の出身地は五大湖の東の端にあります。
ホピは人間の歴史のなかで一度も戦争をしたことのない唯一の民族です。ホピの歴史は最後の洪水の時期やそのさらに先までも遡ります。
第二次大戦中、投獄されていたアメリカ人の良心的兵役拒否者は300人でしたが、その内、40人はホピ・インディアンでした。当時アメリカ市民の人口は5000万人でホピ族は7000人しかいなかったことを考えれば、ホピの人たちが精神的・倫理的に高い基準を持っていたことがわかると思います。
当時、日本の人口はアメリカの半分でしたが、日本では良心的兵役拒否者は30,000人でした。
(つづく)
※ホピ族の「ホピ」は「平和な人」という意味で、一切の戦いをせず、毎日四方に向かって平和の祈りをしています。戦わないという教えを守るために、兵役も拒否したために投獄されました。
幣立神宮 「あしこし九州」へ
http://www.ajkj.jp/ajkj/kumamoto/soyo/kanko/heitatejingu/heitatejingu.html
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