2014年 01月 22日
謎の欠史八代(8) 開化天皇1 神功皇后が出て来た
謎の欠史八代(8)
開化天皇1
神功皇后が出て来た
開化天皇の名前ってよく聞きますよね。
この天皇にも不在説があるんですか?
何でだろ~。
続きを読むと分かるけど、この時代の人たち、後の方にどんどん登場しますよ。
学者さん、全体を読まないで「欠史八代」って名付けたの? (´・ω・`)
さて、開化天皇の項は、前回の孝元天皇の倍の長さがありました。
長いので、今度こそスルーしようと思ったら、神功皇后が出てきちゃいました。
何で、開化天皇の所に…。
こうして好奇心がそそられて、ポツポツと漢字変換するのでした…。
訳すといっても、人の名前を書き写しているだけです ( ´艸`)
開化天皇
若倭根子日子大毘毘命(わかやまとねこひこおおびび)は春日の伊邪河宮(いざかわ)で天下を治めました。
この天皇は旦波(たには)の大県主・ユゴリの娘、竹野姫を娶って生まれた御子はヒコユムスミ命。(一柱)
又、継母(ままはは)イカガシコメ命を娶って生まれた御子は御真木入日子印恵命(みまきいりひこいにえ)。次に御真津姫命(みまつひめ)。
また、丸邇臣(わに)の祖、日子国オケツ命の妹、オケツヒメ命を娶って生まれた御子は日子坐王(ひこいますのみこ)。(一柱)
また葛城の垂見宿禰の娘、ワシ姫を娶って生まれた御子は建豊ハヅラワケ。(一柱)
この天皇の御子たちは合わせて五柱です。(男王四人。女王一人)
御真木入日子印恵命が後を継ぎました。
(つづく)
さて、ここでイカガシコメ命が出てきちゃいました。
二度目ですよね。
つまり、イカガシコメ命は孝元天皇と開化天皇の両人と結婚したということです。
親子と結婚したんですね。
しかも、血が濃く繋がっています。
大毘毘命(開化天皇)から見たら、イカガシコメ命は義理の母で、血が繋がっている上に、父親の妻でもあります。
結婚制度がどうとかは、分からないけど、系図が複雑になります。
書けるのだろうか。
とりあえず、結婚した段階の系図を書いてみましょう。
個人的な関心で、竹内宿禰との血縁関係を見たいので、竹内宿禰を残します。
これは二人(イカガシコメと大毘毘命)が結婚した時の系図。
息子が継母と結婚できた状況を考えると、
大毘毘命の実母・内色許売命も実父・孝元天皇も亡くなった後だということが分かりますね。
大毘毘命自身が即位してからの結婚でしょう。
年齢の差を考えると、イカガシコメの方がずうっと年上です。
二人の間に生まれたミマキイリヒコイニエ命が崇神天皇になるんですね。
(なんだか、源氏物語を読んでいるような雰囲気です。
光源氏が継母と結ばれて子供が出来てしまいます)
さて、次に大毘毘命が結婚した後の系譜を書きましょう。
竹内宿禰との血縁を見ると、開化天皇はすごく近い血筋になるのが分かります。
竹内宿禰が迷うことなく天皇家を守護する理由は一族だったという事が背景にあるんですね。
ところで、竹内宿禰は13代成務天皇と同じ誕生日じゃなかったっけ。
そうすると、この系図の時代にはまだ生まれていなかったということにもなりますよ。
少しホコロビが見えたような気がしました。
(つづく)
日本書紀 古事記
2.綏靖天皇 - 神渟名川耳天皇(かむぬなかわみみ) 神沼河耳命・建沼河耳命
3.安寧天皇 - 磯城津彦玉手看天皇(しきつひこたまてみ)
4.懿徳天皇 - 大日本彦耜友天皇(おおやまとひこすきとも)
5.孝昭天皇 - 観松彦香殖稲天皇(みまつひこかえしね)
6.孝安天皇 – 大日本足彦国押人天皇(やまとたらしひこくにおしひと)
7.孝霊天皇 - 大日本根子彦太瓊天皇(おおやまとねこひこふとに)大倭根子日子賦斗邇命
8.孝元天皇 - 大日本根子彦国牽天皇(おおやまとねこひこくにくる)大倭根子日子国玖琉命
9.開化天皇 - 稚日本根子彦大日日天皇(わかやまとねこひこおおびび)若倭根子日子大毘毘命
10崇神天皇
11垂仁天皇
12景行天皇
13成務天皇
14仲哀天皇
最後まで読んでくれてありがとう^^
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始めまして。
この度は御本の出版、おめでとうございます。
さて、その本の話しですが、今後ネット(アマゾンなど)で販売される予定はないでしょうか?
ここでのコメント、お門違いな質問ですみません。
あと、今後綾杉さんに個人的にメール(もちろん古代史などの内容に付いて)を送らせてもらうことは出来ないでしょうか?(もちろん、お忙しいでしょうから、私への返信は不要)
何卒宜しくお願いします。
本はネットでも発売予定です。
が、何しろ不知火書房さんはネットをされていないので、アピールなしでしょう。
金印の本はしばらく写真なしでした。
今回も、どうなることやら。
今日の所、まだ予約できませんでしたね。
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