2014年 03月 16日
八所宮・秀吉に持ち去られた鐘
八所宮
秀吉に持ち去られた鐘
今日は八所宮(はっしょぐう)に参拝しました。

これは今から600年ほど前に、当宮の氏子たちが費用を出し合って、
遠賀郡の芦屋で鋳造してもらった鐘だそうです。
しかし、天正五年(1587)に豊臣秀吉が持ち去って、広島の厳島神社に奉納したそうです。

氏子さんたちはその鐘の返還を切望して、昭和59年に400年ぶりにようやく里帰りしました。
しかし、あいにく数年前、手続き上の問題から厳島神社に再び去ってしまいました。
冒頭の写真は2009年に当宮で撮影したものです。
「八所大明神」と彫られたのがくっきりと見えます。
現在、からっぽになった堂には氏子さんによって写真が奉納されています。
今日、境内で氏子さんにお会い出来て、
ちょうど、この複製が芦屋で造られているのを今から見に行くところなので、
一緒にどうですか、と誘っていただいたので、便乗させていただきました。
遠賀郡芦屋町山鹿1558-3に「芦屋釜の里」という施設があります。

江戸時代に絶えた芦屋釜を復興させて、工房と展示場が公開されています。

ここで平成20年に八所宮と同じものが古代の技法で再現されていました。
レプリカにならないために、サイズが一回り小さくなり、彫られた文字も変えてあります。
実際に鐘を鳴らすことも出来ました。
深い音色で、心地よい響きです。
この時の再現の状況をすぐ隣のビデオで見ることができます。
600年前、氏子さんたちが子供を奉公に出してまで工面して奉納した祈りの鐘。
秀吉が持ち去ってしまいましたが、鐘は何処にあるのが一番ふさわしいのか、
考えさせられる一日でした。
八所宮 芦屋釜の里
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