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麻氐良布神社


麻氐良布神社

麻氐良(まてら)という不思議な名前の山が朝倉市にあります。
その神社は麻氐良布神社と書いて、「まてら」「まてらふ」の二つの読み方が見られます。

この山が重要なのは、斉明天皇の死の病の原因が、この神域の木を伐採したためと言われているからです。

当時からそれが分かったのでしょう、中大兄皇子は麻氐良布神社から
イザナミ尊を別けて、「皇居の辺」に別所神社を建てたとなっています。

麻氐良布神社の祭神を『福岡県神社誌』で調べてみました。

月読尊、天照大神、伊弉諾尊、素盞嗚尊、蛭子尊
です。

夫婦神(イザナギ・イザナミ)とその子(蛭子)と三貴子(月読、天照、素盞嗚)
というのが自然な形だとすると、イザナミだけが祀られていません。

やはり、もともと一緒に祀られていたのが、
わざわざイザナミだけ別所神社に祀られ直されたということでしょうか。
勧請でなく、分祀だとすると、よくよくのことですよね。

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ただし『神名帳考證』では
伊弉册尊 伊弉諾尊 斎明天皇 天智天皇 明日香皇子 天照國照彦火明命
となっていて、イザナミ尊が祀られています。

祭神の変遷があったようですね。

そして、境内神社を見てびっくり。

十九座神社
宗像神社
織幡神社
筥崎神社
志賀海神社
志登神社
筑紫神社
竈門神社
美奈宜神社
於保奈牟智神社

まるで、ガイドブック『神功皇后伝承を歩く』の目次を見ているよう。
(ちょっとオーバーかな)
筑紫の神々の勢揃いなのです。懐かしい名前ばかりです。
ちなみに、主祭神を書き加えてみましょう。

宗像神社(宗像三女神)
織幡神社(武内宿禰)
筥崎神社(応神天皇)
志賀海神社(綿津見三神)
志登神社 (豊玉姫)
筑紫神社(白日別)
竈門神社(玉依姫)
美奈宜神社(天照皇大神-寺内)(素盞嗚―林田)
於保奈牟智神社(大己貴)

ほら、知っている神さまばかりでしょ。

ここで祈れば筑紫の神々に全部通じるという神社でした。

三か月前でしょうか、「倭国大連合」というタイトルで、
対新羅戦の為に神功皇后(本当は仲哀天皇)を旗頭として筑紫の氏族たちが大連合したことが、
倭国という国の母胎となったのではという仮説をお話ししました。


これらの氏族の神々が勢揃いなのですから、よくよくの神社のようです。

登る機会はあるかなあ。





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by lunabura | 2014-05-23 21:32 | (マ行)神社 | Trackback | Comments(0)
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