2014年 06月 29日
相島は阿部島だった・積石塚群と豊玉姫の井戸と
相島は阿部島だった
積石塚群と豊玉姫の井戸と
今年は島巡りがテーマかな…。
そう思っていたら、太宰府地名研究会から相島ツアーの案内が。
ということで、流れに乗って行って来ました (^o^)/
相島と宮地嶽神社は安曇族
相島は「あいのしま」と読みます。
三度目の訪問です。
相島といえば「積石塚群」(つみいしづか)
島の浜に累々と気づきあげられた石の古墳群。
調査されただけでも254基。
そこから見えるのは津屋崎の山々でした。
水蒸気とpm2.5でぼやけていた稜線も午後にはくっきりと。
三角錐の山が宮地岳です。その中腹に宮地嶽神社はあります。
ここからはその金色の屋根が見える日もあるそうです。
宮地嶽神社の参道からまっすぐ海の中を突き進むと、ここに着くんです!
相島と宮地嶽神社は相思相愛。
相島は「あへ」の島とも書かれていますが、「阿部島」とも書かれていたのが分かりました。
阿部なら、そう、安曇族の古墳群になります。
志賀島では古墳群を見かけないので、新宮あたりにあるのだろうかと思っていましたが、
新宮は新宮でも相島にそれがあったのです。
志賀島の人はお墓を相島に作るという話が聞けました。
積石の竜
そうそう、ここで積石の竜を発見。
防波堤かと思われた積石の列が上から見るとくねくねと曲がっていて、
曲がった所から足が出ているのです。
最後のしっぽあたりは二股に分かれています。
これを竜だと思った訳は、
熊本の菊池の久米八幡宮の境内にある「石づち」を見たばかりで、
同じモチーフで作られたものと確信したからです。
そろそろ久米八幡宮の竜をUPしようと思った矢先でした。
どちらを先にUPするかまた悩みそう。
同じようなものが対馬でも発見されているそうです。
海人族の聖地として、新たな視点が出来ました!
若宮神社
もう一つ行きたかったのは若宮神社。
豊玉姫と山幸彦の出会いの伝承のあるところ。
そう、このシーンですね。
それがここ。ゆつかつらと井戸です。
「香椎宮から釣り針を探しに来た人がこの木に登っていた」
という伝承を聞くことができました。
井戸の上に江戸時代に本殿が建てられて、のちに石碑が立てられました。
詳細は文献を調べながらぼちぼちと。^^
神籠石と天一目神社の構想も練っているところだったので、
どっちを先に取り掛かるか悩みどころです。
一度に沢山の情報が繋がりだして、とまどうな…。
三女神の情報もあふれ出しているのに…。
地図 福岡県新宮町 相島
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遅くなりましたが、志賀海神社ツアーは凄く楽しくってあっと言う間に時間が過ぎてしまいました。
石橋美術館のわだつみのいろこの宮が東京のブリヂストン美術館に移管されると新聞に書いてあり、青木繁ファンとしては残念です。
『しかの海に、みそぎする人、つぎつぎに、大綿津見の、神輪とぞ知る』と詠まれており、今月と来月の30日の前後に夏越の大祓式が各神社であり、香椎宮や太宰府天満宮、宮地嶽神社は今月の30日に、住吉神社や宗像大社は来月の31日にありますので、知らずの間に溜まった半年間の罪、穢れ、トガを祓い清めに行かれては皆様如何でしょうか?
天一目神社は香春神社が気になります。
気になるキーワード盛りだくさんの日記ありがとうございます。
この吾瓮は北九州市小倉北区藍島とされていますが、「磯鹿の海人」と並んで書かれています。
るなさんのいわれるように「相島」が「あへ」の島(阿部島)とも書かれているなら、こちらこそ本当の「吾瓮」だと思われます。
志賀島や相島は、共に宮地嶽や筥崎宮の先にある島ですから、神功の出撃に密接な関連があって当然ですよね。
そうなんです。「わだつみのいろこのみや」や繁二郎など、名作がみんな東京へ行っちゃうんですね。
大変残念です。
夏越の大祓、こうして日程を紹介していただくと、壮大な感じがしますね。
天一目神社は香春神社と関係あるのですか?
福岡って、ありそうでない神社ですよね。
積石塚詳しいんですか?
ここは砂が全くない、ゴロタ石ばかりの特殊な浜でした。
彼らはきっと他にも寄港地を持っていて、同様のものを残しているかもしれませんよね。
この先、沢山の写真で紹介していく予定です。
「あへ」島の所在地の問題があるようですね。
相島には早魚神事があり、それは神功皇后の神楽の時、食事を出したことを神事としたとか。
その現場は目の前の奈多の志式神社です。
相島の人たちは当然、半島の航路を知っているはずので、『日本書紀』のあの部分は不可解なんです。
それと、「名草星」と言う星があるのが分かったので、今では「名草」と読んでみています。
天一目命が御祭神の熊本県山鹿市の薄野一目神社が縁故の先祖に関わりがありました。
もののけ姫のタタラの祭神は出雲では結構お祀りされていますね。
ありがとうございます。