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ひもろぎ逍遥

壱岐真根子と竹内宿禰の旅(1)武雄市と大町町の伝承

壱岐真根子と竹内宿禰の旅(1)

武雄市と大町町の伝承


竹内宿禰は異母兄弟の甘美内宿禰(うましうち)に裏切られて、
応神天皇から征伐される状況に陥ります。

応神天皇は神功皇后の子とされています。

仲哀天皇が死んだ後、神功皇后をずっと守り続けた内大臣に対するひどい仕打ち。
応神帝の判断には驚きますが、私には別の観点からの疑問がありました。

応神帝から送られた追捕使は古代の筑紫で、どうやって竹内宿禰の居場所を見つけるのだろう。
そんな素朴な疑問です。

写真も住所書きもない時代、私ならどうやって捜すか。
まずはその居城に偵察に行くしかないだろう。
そこで情報を収集する。

そう考えたのですが、逆転の発想で、
内大臣の居城が見つかれば、倭国の拠点のヒントも見つかるのでは?
そんな関心がありました。

だって、甘美内宿禰が讒言したのは、
「義兄は天下をねらっている。筑紫を裂いて、三韓を自分に従がわせて天下を治めようとしている」
という内容だったんです。

三韓の朝貢船は和布刈(めかり)神社社伝によると門司に着岸していたようですが、
竹内宿禰が天下を治めるとしたら、何処なんだろう。

追捕使の動向に手掛かりがあるのでは?
という訳です。



しかし、この事件、死んだのは壱岐真根子でした。
真根子は宿禰のそっくりさんで、宿禰を惜しんで自害したと書かれていますが、
どうにも理由が納得できない。

そんな思いの時、武雄市長のブログで、壱岐真根子は
伏尸神社(ふしし)近くに埋葬されたと言う話を知りました。

何故、武雄市なのか。
竹内宿禰は武雄にいたのか。
武雄なら父の名前が武雄心(たけおこころ)だし。
母の山下影媛は近くの黒尾神社に祀られているし。
武雄にはどうして父や母や宿禰を祀る神社が集中しているのだ。

ついに、武雄市に行く時が来たぞ。



しかも武雄市には「高橋津」があるではないですか。

これは林田の美奈宜神社社伝に、軍勢が高橋津から唐津に出たとあり、
筑後川から玄海灘へ出るルートが書かれいていたので現地を知りたかったのです。

神功皇后も田油津姫を滅ぼした後、唐津に出でるのに何処を通ったのか、
と考えていた時に、このルートを利用したのではないかと推定したのです。

地名研究会の古川氏に尋ねると、現代ならモーターボートで行けるという話でしたが、
どうやって山越えするのか分からず、現地調査をしたいと思っていました。
結果的には、電話でのやり取りだったせいか、話がずれていて、違うルートの話だったようです。

伏尸神社の方では壱岐真根子は「大町町」で死んだように書かれていたのを見つけました。
そこで、武雄市や大町町の観光課に協力をいただいて、資料を集めてみると、
伝承どおりに現地が見つかった上に、
神功皇后の移動推定ルート上に皇后の伝承も見つかり、
思いがけず、竹内宿禰の居館地も分かりました。
加えて、妻とされる姫の死も。

そして、磐井の砦までもありました。

武雄市近郊は倭国の中でも大変重要な地域だったのです。



景行天皇の時代には弥生のクニがあり、栄えていたのが、
景行天皇、日本武尊、そして仲哀天皇代行の神功皇后によって、
幾度も攻撃されていたのも分かりました。
それは、神夏磯姫から夏羽・田油津姫に至る土蜘蛛の滅亡と同じ様相でした。

思えば、弥生人のことが土蜘蛛と書かれているんですね。
女王国がいくつも存在していました。

そんな弥生の終焉も視野に入れながら、
<真根子と竹内宿禰>シリーズとして、武雄市と杵島郡大町町を逍遥していきましょう。



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川古(かわご)の楠



武雄市 と 大町町





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Commented by ぱら at 2014-09-10 01:29
この楠さんだったら長生きしてそうですから
何かご存知かもしれませんね〜( ´ ▽ ` )ノ
いろんな事見ながらも幹を育て枝を張り
道ゆく人の風をよけ木陰を作り
唯々見守ってくれてたんでしょうね( ´ ▽ ` )ノ
Commented by lunabura at 2014-09-10 21:38
そうなんです。
全く同じことを考えました。
真根子の最期の姿、見届けた証言者ですよね。
by lunabura | 2014-09-06 19:58 | 真根子と竹内宿禰 | Comments(2)

綾杉るなのブログ 神社伝承を求めてぶらぶら歩き 『神功皇后伝承を歩く』『豊玉』『星の迷宮へのいざない』   Since2009.10.25