2014年 11月 28日
久留米大で「ありなれ川」の話をします
久留米大で「ありなれ川」の話をします
久留米大学比較文化研究所 古代史研究会の公開セミナーで話をします。
タイトルは
古代筑紫を貫流した「ありなれ川」
―磐井の君から中大兄皇子までー
太宰府で暦官をしていた物部氏の末裔、真鍋大覚の著書
『儺の国の星』と『儺の国の星拾遺』および福岡の神社伝承を通して、
古代の筑紫の中央を流れた「ありなれ川」の環境を再現する試みです。
夜空に流れる天の川を古代筑紫では「ありなれ川」と呼んでいました。
その時代、玄界灘から有明海が針摺で繋がり、その川も「ありなれ川」と呼びました。
筑紫君磐井が水城を作りましたが、大洪水のために水城が崩壊、
修復を重ね、中大兄皇子は疎水式の水路を作りました。
水城に堰き止められた湖には多くの「ダウ」「タウ」(船)が行き交い、
水城は「タウの水門(みかど)」と呼ばれ、
太宰府の「とおの朝廷」の呼称となりました。
国際都市だった太宰府には異国の船が泊まり、
役所では各国の暦の照合を行っていました。
蘆木、平群、曽我、葛城、巨勢、国栖などの古代氏族たちの領域、
三のつく地名、中大兄、麻氐良などの語源、
そして、斉明天皇の宮「朝倉橘広庭宮」のありかを伝える神社縁起などなど。
古代史の理解に欠かせない「ありなれ川」の環境を、
筑紫君磐井から中大兄皇子の時代まで俯瞰します。
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郷土の古代史公開セミナー
―古代九州と神話伝説―
第一話 古代筑紫を貫流した「ありなれ川」
-磐井の君から中大兄皇子までー
綾杉るな 11:00~13:00
第二話 「天孫降臨」と吉武高木遺跡・吉野ヶ里遺跡
佃 収 14:00~16:00
2014年11月29日(土)
久留米大学御井学舎 800号館 82A教室
(会場が夏の講座とは違っています)
主催 久留米大学比較文化研究所 古代史研究会
久留米市御井町1635
TEL 0942-43-4411(内線330) (福山研究室)
FAX 0942-43-4797
Mail fukuyama_hiroh@kurume-u.ac.jp
申し込み 不要
受講料 無料
(問い合わせはメールで)
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ところで、「神功皇后伝承を歩く」下巻出版記念講演となっていますが、本の方は、いつどのように申し込みましょうか?
楽しみにしています。
下巻の出版記念講演ですか?
それは、まだ決まっていませんが…。
今回の「ありなれ川」は別の研究発表です。
下巻の方は不知火書房さんに予約を入れるのが一番早いです。
既に予約されている方もいらっしゃるそうです。
不知火さんはメールを使っていないので、詳細が決まったら、
当ブログでも受付しようと思っています。
もうしばらくお待ちくださいませ <(_ _)>