2015年 05月 08日
「炎のピラミッド」(4)小国両神社
おぐにりょうじんじゃ
「炎のピラミッド」を形成する11社のうち、最初に目指したのは小国の両神社です。二次元ピラミッドの頂点にある神社で、ここから12本の線が引かれています。
今回は本を理解するための参拝で、地形や祭神の調査となります。
道のりを思い出そうとするのですが、何故かここまでどうやって来たかさっぱり記憶がありません。
小国(おぐに)に着いて山に向かい始めると尾根のような坂道を上り始め、門前町のような狭くてくねった道を通ると左手に大きな宮が現れました。
駐車場は正面の右手。境内の中にあります。車を降りると満開の藤の花が迎えてくれました。
見上げると神気漂う杜が見えます。
改めて正面から参拝。短い石段と次の長い石段が特徴です。
楼門です。斜めから撮りましたが、正面からの方が良かったかな。
拝殿です。
御祭神は高橋大神、火宮大神、雨宮媛大神です。
高橋大神と火宮大神は兄弟神で、「両」神社の社号の謂れとなっています。
その兄弟神の母神が雨宮媛大神です。
拝殿よりさらに石段で上った所に神殿があります。
正面から参拝することができます。
境内説明板より。
社記によれば太古の昔、高橋神、火宮神の御兄弟は父祖阿蘇大神より小国郷開拓の命を受け、農耕を起こし、衆庶に衣食住や殖産興業等の生活根源を教え、郷土開発先駆の多大な功績を残された。
両神は神武天皇から五代目。阿蘇に先進文明が入って来た当時、当地を開発した人々が神として祀られているもようです。
これほどの古い文明開化が具体的に伝えられていることに驚かされます。
神系図が書かれています。今回はこれを理解する必要があります。祭神とピラミッドの構成は密接に繋がっているようなのです。
両神の父は国造神社の祭神・速瓶玉命(はやみかたま)です。
当社の御神木は三本のようですが根元が繋がっています。
夫婦杉はよく見かけますが三神を象徴するかのように三つ並ぶ神木にもまた神威を見る思いです。
境内の特徴の一つに横参道があります。正中線と十字架のように交差しています。
正中線は南南西向き。八坂神社と同じ地形だといいます。
小国両神社 熊本県阿蘇郡小国町宮原1670
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