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高良玉垂宮神秘書 麓の一火 八咫鏡の威力 秘すべし


 麓の一火 

高良玉垂宮神秘書
八咫鏡の威力 
秘すべし


さて、高良山にもたらされた三つの玉、「神璽の玉と干珠と満珠」の霊力「一火」は上宮の神殿から駆け降りて八葉の石畳を巡って再び神殿に戻る不思議な力ですが、麓にも「一火」がありました。

それは三種の神器の一つ、「八咫鏡」の霊力でした。

麓の「一火」というものがある。

その神威は大祝居屋敷を出て南の丘に出、馬場の堀、下宮、本躰所を巡り、阿志岐、不開(あけず)を行き、朝妻を渡り、矢取の前を通り、瓦礫場に上がり、元の丘に留まった。

この謂われは玄孫大臣が異国を攻められた時から皇宮に行くまで内侍所を預かられたのを、御子の日往子命へ譲られたので、当山までも随身されたので、今に大祝職の家に伝わっている。

(神霊が)この鏡に現れて入られたので、麓の一火となった。スイ体である故に、自然に人の目に掛かる事もあるか。かの丘と申すは大祝職日往子命の廟である。

山上の一火は金剛界、麓の一火は胎蔵界、火タイ、水タイのフニを表している。秘すべし、秘すべし。神秘なり。(高良玉垂宮神秘書215条)

(カタカナは原文のまま。漢字不明…候補の漢字、募集します^^)

まずは、言葉の解説をしましょう。
○「大祝居屋敷」(おおほうりいやしき)-大祝家の屋敷があるところで、大鳥居から参道に入って約500メートル、右手にあった。


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(大鳥居)

○南の丘―祇園山古墳がある所。方墳で、頂上のみ発掘されているが、横穴式古墳という記録がある。また、濠があったという記録もある。現在一部が高速道路になっている。玄孫大臣の子・日往子(ひゆきこ)尊の廟。


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(祇園山古墳。右は高速道路の塀)




○玄孫大臣(げんそん・ひまこ)-第一条では物部連で、日往子(ひゆきこ)の父とするが他の系図と矛盾がある。三種の神器の内、鏡を預かったまま高良山へ随行する。

○内侍所(ないしどころ)-三種の神器の一つである神鏡を安置した所。ここでは神鏡そのものを指す。八咫鏡。神功皇后から預かったものだが、子供の日往子命に譲った。そして、その鏡の霊力が「一火」となった。

○「一火」が回るルートの地名は現存している。参道の大祝居屋敷からいったん祇園山古墳に行き、下宮などを巡り北麓から朝妻(味水御井神社)を巡って丘に留まる。五十年に一度の勅使祭の前半ルートにほぼ重なっている。



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(下宮で挨拶をする神輿)


○「秘すべし、秘すべし」-有名な文言で、本書の数か所に出て来る。

以上、かなり、マニアックというか、地元の方にしか分かりにくい話でもありますが、「一火」は初めて知る話なので紹介しました。

仲哀天皇の崩御後、三種の神器は剣を神功皇后が持ち、八尺瓊の玉は高良大菩薩が、そして八咫鏡は玄孫大臣が預かり、凱旋後にそのまま高良山にもたらされたということです。

そして、玉の霊力は干珠満珠と合わせて上宮の「一火」となり、鏡の霊力は麓の「一火」となりました。のちに仏教思想によって「山上の一火」は金剛界、「麓の一火」は胎蔵界を表すということになりました。

この「一火」が高良山を照らしていますが、火が消える時、高良山は滅亡すると書かれています。

さて、ガイドブックでは高良玉垂宮・高良下宮社(上巻26)、味水御井神社(上巻27)を紹介しています。回る時には、三社とも回る事をお勧めします^^





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湧水量が復活していた味水御井神社の泉。中央の石が御神体。



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by lunabura | 2015-07-27 23:40 | 高良下宮社と周囲・久留米市 | Trackback | Comments(4)
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Commented by こけこま☆ at 2015-09-21 23:52 x
るな様こんばんわ
本日るな様(先生って呼んじゃダメ??)の本を持って味水御井神社に行きました

近くに住む散歩の高齢男性に呼び止められ「いつも来ているがこの祠は何か」と聞かれたので
るな様の本を見せると大変喜ばれ、「ちなみに先祖は某神社(ガイドブックに載ってる)を守ってきた一族の子孫と聞いた」との事で

ガイドブックを購入されるそうです
るな様ファンを増やしてきましたよ!!

その後、朝倉周辺の神社18社回りましたw
Commented by lunabura at 2015-09-22 20:50
こけこまさん、こんばんは。
二度目の高良山の麓なんですね。
某神社の一族って誰でしょうか ^^
朝倉18社 \(◎o◎)/!
一日で!? (^_^;)
Commented by こけこま☆ at 2015-09-23 08:24 x
その男性の母方が糸島市の高祖神社の一族と話していましたので
五十迹手の末裔でしょうか?

高祖神社のページを大変喜ばれていました

仕事と家庭で時間が取れないので僅かなチャンスに少しでも多く訪れたいのです
Commented by lunabura at 2015-09-24 00:06
五十迹手の末裔には、まだお会いしてないので、知りたいですね。
高祖神社だったら、原田氏の可能性もあるかも、です。

こけこまさん、ガイドブックの最初の走破者になるかも ^^
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