2015年 10月 19日
志賀海神社 御神幸祭(2)
志賀海神社
御神幸祭(2)
神輿が整い、時を待つ本殿。
今宮神社の神事を終えると、本殿での神事が始まりました。
おお~。おおお~。
警蹕が静かに響き渡ります。
そして、突然木々が音を立ててざわつくと、時雨がざ~っと通り過ぎて行きました。
このあと、すべての灯りが消されました。
すると、海の向こうの町の光がここまで届いているのに気付きました。
空も月が残るか、漆黒の闇という訳ではありません。
氏子さんが「昔はおくんちにやっていたから、月が沈んでから始まったんです」と教えて下さいました。
この時は、島内の灯りも総て消されたそうです。
神が神輿に乗られると、いよいよ太鼓と笛が神輿を先導します。
その響きは力強くもあり、たおやかでもありました。
不思議な音色は現代の音階とは違っていて、覚えることが出来ません。
神が三基の神輿にそれぞれ乗られます。
最後は表津綿津見神。
長い石段を八人でかついで行きます。
稚児の灯す提灯が禰宜の足元を照らします。
「しょうがく」(漢字不明)は1番から6番まで。
「一番」と号令があると、太鼓が鳴らされ、笛が不思議な音色を奏でます。
「昔は、号令から笛も全部、小学生がしていたんですよ。授業の前に練習しました。今は志賀は子供が二人しかいません。勝馬の子供も参加するようになりました。」
そんな話を聞きました。三基の神輿ごとに二十人ほどの笛吹き人がいたので、卒業生も大人も皆で力を合わせての奉仕です。
もう少しでお旅所です。
いつもポチっと応援ありがとう。
にほんブログ村