2016年 01月 16日
1月17日『高良玉垂宮神秘書』の中の安曇族についての話をします
志賀公民館
歴史講座のお知らせ
志賀島歴史講座で次のタイトルでお話をします。
高良山にいた安曇族
―『高良玉垂宮神秘書』に書かれていた安曇磯良の行方―
綾杉 るな
久留米市の高良大社は高良玉垂宮とも言いますが、そこには「高良玉垂宮縁起」(以下「縁起」)と「高良玉垂宮神秘書」(以下「神秘書」)が伝わっています。
「縁起」は第十四代仲哀天皇と神功皇后の話から始まっています。
また「神秘書」でも神功皇后の時代を伝え、「玉垂宮」(たまたれぐう)という名称の由来は、龍宮からもらった干珠満珠を高良に納めたから、と書かれています。
当宮の小祝職を安曇氏が務めています。
そこには「アントンイソラ」が出てきますが、この人こそ「安曇磯良」です。
磯良は何故、高良山に行って名を残し、後にはその名が消されたのでしょうか。
複雑な「神秘書」のからくりを解き明かして、古代筑紫の最大の謎「高良玉垂命」にチャレンジしつつ、安曇族の足跡を追っていきます。
日時 2016年1月17日(日) 13:30~15:00
場所 志賀公民館 福岡市東区志賀島736-60
092-603-6706
駐車場 志賀公民館裏 漁協広場
バス 西鉄バス 志賀島バス停下車1分
船 ベイサイドプレイス 志賀島渡船(博多発) 船きんいん
出発到着時間 ① 9:40 ②10:15
③ 11:50 ④12:30
(所要時間30分。これは2015年のものです。必ず確認してください)
参加費 無料
申し込み方法 志賀公民館に電話かFAXで申し込んでください。
電話 092-603-6706
FAX 092-603-6172
主催 福岡市志賀公民館
1月17日の午前中は志賀海神社で歩射祭が催されます♪
(問い合わせは志賀海神社へ)
今年の夏は、『高良玉垂宮神秘書』を夢中になって訳しました。
全編、片仮名で書かれていたために読みづらかったのを
平仮名にするだけでも、内容が生き生きと伝わってきました。
時代や項目がバラバラになっていたのを整理して並べなおすと、
ほぼ整合性のある内容が見えてきました。
読んでみて分かったのは、
冒頭と巻末だけ内容が大幅に改ざんされていたということです。
「神秘書」は三つの時代に分けることができました。
〇安曇磯良と神功皇后が高良山にやって来た時代。
〇白村江の敗戦後。
〇中世の戦乱の時代、秀吉との確執のころ。
この間、八幡信仰と住吉信仰の広がりによる書き換えが
どの時代かに行われていました。
今回は志賀島での歴史講座なので、安曇族に絞って話をしますが、
誤解の多い本なので、物部氏にも触れながらとなります。
どうぞ、奮ってお越しください。
申し込みは志賀公民館へ、となります。
寒い季節ですので、足元が冷えないようにしてお越しください。
志賀公民館
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