2016年 04月 25日
脇巫女60 馬上の武人は
脇巫女60
馬上の武人は
サンジカネモチの独白は続く
◇◇ ◇
俺はこの地の「モノノベ」たちの力を分散し、弱体化させたのではなかろうか
それは、ヤマトタケルの後ろの者たちの狙いではなかったのか
俺は結局、その者たちの策に乗せられたのか
みなに詫びる
二人の弟と多くの仲間
多くの「モノノベ」の衆に
詫びなければならない
命を奪った「ヤマトタケル」にも
俺のこの思い、分かってはくれまいか・・・
皆、この想い、受け止めてはくれまいか・・・
ただただ、俺はこの地を守りたかったのだ・・・
どうかこの気持ちだけは分かって貰いたい・・・
「もののべ」の衆よ
そなた等を裏切ったのではない。欺いたのではない
この地を守るために
われは今でも、戦っているのだ
身勝手な頼みではあるが
今一度
モノノベの者たちよ、われに力を与えよ
この地を守るために、われに財を与えよ
ふたたび、皆ともに、この地を守ろうぞ!・・・
「もののべ」の衆よ
この思い、受け止めてはくれまいか・・・
◇◇ ◇
以上がサンジカネモチの独白だ。
彼はこの地を守るために戦ったのだという。
この言葉を読んだとき、私は理解した。
そう。
私の夢に出て来た「馬上の武人」は、サンジカネモチだったのだ。
「私たちは国のために戦ったのだ」
馬上の武人はそう言った。
これを聞いた当初、私は勘違いした。
武人は、鞍手の英雄、鞍橋君ではないかと。
しかし、今思えば、武人が背にした「鷹ノ口おだ山丘陵」こそ、
サンジカネモチの物語の証だった。
サンジカネモチは精悍な顔をした男だった。
さらに思い出した。
もっと前の夢に出て来た「ヤマトタケルと武内宿禰」。
これもこの時代の主たるモチーフとして示されていたことに気付いた。
タケルの目は青かった。
この青い目こそ、ミヤズ姫が見たものだった。
ある日、菊如と崋山の結願の時に、
私の魂の記憶からミヤズ姫が出て来た。
私が受け入れられなかったのは、この過去世のことだった。
私がミヤズ姫?
全く自覚はなかった。
しかし、この時、ヴィジョンに見えたものがあった。
幼子たちが何人も、一斉に門から飛び出すシーンだった。
その中にミヤズ姫もいた。
右手に「小さな竹」を高々と持って、男の子たちと駆けていった。
そんなヴィジョンだった。
それから、ミヤズ姫の意識に焦点を当てると、
大人になったミヤズ姫がいつも待っている姿が浮かんだ。
立って、ヤマトタケルが来る方向を見つめていた。
二度と逢えぬとは知らずに。
菊如が言うには、ミヤズ姫は剣の一刺しで命を絶たれたために、
死の自覚さえもなかったという。
さて。
昨年、私と星読が出会って始まったこの物語は
歴史の一端を伝えるものかもしれないし、
単なる夢物語に過ぎないかもしれない。
それでも、鞍手という町が「物部の里」であり、
「三女神の降臨地」の伝承を持つ地であるということは、
多くの人に伝えることが出来たと思う。
現実問題として、
禁足地が商業施設に破壊される可能性は残っている。
が、星読たちはきっとこれを良い方向に持って行ってくれるだろう。
サンジカネモチの死後も鞍手の物語は続いていくようだが、
内容はよく分からない。
私はここで筆を置こうと思う。
「脇巫女」を応援してくださった方々に礼を言いたい。
黙って見守ってくださった方々にも。
ありがとう。
(終)
いつもポチっと応援ありがとう。
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随分と心を痛めながらの記述が続いたと思います。
悲惨に過ぎる最後でした。
今は心と体を休めていただきたいと思います。
私はもう少し、この地域を中心としたラインの探索を続けます。
まだ、半分も書けてないので…
またお知らせしますね!
長きに渡る連載本当にお疲れ様でした。
色々御座いましたね。柔よく剛を制すともうしますか、合気は愛気ともうしますか。お見事でございました。
人に歴史があれば魂にも歴史が有るのでしょう。過去は過去として知り今を生きるには何を為すべきか生きる勇気を頂いたようです。 力を与えよ財を与えよとは、まずこのどんな事が起きようとも生き抜く勇気のことではなかったかと思われました。
るなさん皆さん本当にありがとうございます。
とても励まされました。
私や読者の方々、不思議に絡み合って紡がれた物語でした。
一つの区切りを終えて、
新しい展開がそれぞれに始まるのかもしれませんね。
夢物語「脇巫女」をとおして
知り合うことが出来た方々
読み続けていただいた方々
直接、お会いした方々
感謝いたします
過去と現在
過去と未来
現在と未来
次なる目標に向け、力強く踏み出す
多くの方からのアドバイスに感謝します
目標達成まで・・・勇気を持って突き進みます
「脇巫女」は終わっちゃいますが
この「想い」受け止めてください
遠く離れていても、
人に歴史があり魂にも歴史がある。
過去から今がある。
今から何を為すべきか。
星読みさんが 現在の職業を通して今後何を為す
べきなのか?
親切な優しい人は世の中にたくさんいますが
今後 星読みさんが 為すべき事は それ以上の
ものが必要になり もの事が 動いていくでしょう。
力を与えよ! 財を与えよ! は 星読みさんが 私得
ではなく過去に自分がやり残した事をする為だと
思います。
私はかつて清貧が良いと思っていました。
しかし 生活が苦しくて餓死する人に説法は後!
まずは食べるもの 。
今から自殺すると言って来た人の所へ行くための
ガソリン 車。
財が多少なりともなければ何も出来ないと痛感。
力と財も世の中では通用します。
必須は 愛 思いですが。
ぱらさんのコメントは嬉しく思いました。
ありがとうございます。
星読さん、菊如さん、崋山さん、みなさんの織り成すハーモニーに引き込まれました。
チェリーさんのブログも拝見しました。おだ山の写真の中に驚くべき、見覚えのある場所が写っていましたのでこの夏までには確認しに行ってみようと考えています。
tukifune83さんありがとうございます。
魂の記憶をみなさんと共有しているような気持ちでいっぱいです。サンジカネモチの想いは染み渡るように土地に根付いている。その心はDNAに受け継がれていると信じたいです。
どの写真でございましょうか?
おだ山について、まだ書いてない事とかあるんですけど、書こうとした日に大地震が起きて、タイミングを失ってしまいました。また、書きますね。
星読さんへ、私は普段の山歩きの延長みたいに、おだ山に入ってしまいましたが、特に問題はないでしょうか?
入会地でもないような気がしますが。そっと歩くだけなら構わないかな?
最近、「感じの良い場所」としていた場所の真西に、権現山(新立山)という標高 325.7mの山を見つけました。更にこの山から 60°のところが「古月横穴」になりました。いわくのある山なのかもしれません。
「感じの良い場所」から「古月横穴」は、正確に北西でした。
頂上に石の祠があるようですねぇ。中腹に弥勒菩薩を祀った祠もあるようです。
権現という名前からも思うのですが、少しかもしれませんが、信仰の対象になった山のようですねぇ~
ポイントになる山のような気がしてなりません。
新しいブログをUPしたら、お知らせしますね。









