人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

ひもろぎ逍遥

額田


ことのかたり

額田
ぬかた 



わらわに新北津(にぎたつ)の話を聞きたいのか。
鏡のことを聞きたいのか。

物部はあの土地を大事にしておった。
神が降りてくる。

あの土地、山の上、豊日宮の山に二か月、
宿を取らしてもらった。

大きな神社があった。
そこで二か月過ごした。

わらわはそこで祭祀をしておった。

物部にわらわの六角の鏡が欲しいと言われ、
礼に差し上げた。

鏡を渡した者の名は三郎サネアツ。
小さいが、のちに頭首になった。

その鏡、嬉しそうに持っていたぞ。
心を鎮める鏡。

物部は鏡を何故探しているのか。

失くしたのか。
それなら、これこれの神社で探すとよい。


大きな船でやってくる者たちの攻撃はひどかった。
この地を守らねばならなかった。

戦は好かん。


我らの船は嵐で行けなくなって磐瀬宮に留まった。
主は女帝。斉明。
ご神託をされていた。



天智?
天智を愛してはおらぬが、結婚せねばならなかった。
子は3人。男一名、女二名。

天武とは腹違いじゃ。


わらわは天武を愛しておった。

のちに、天武天皇と結ばれた。

ののしる者も多かったがな。




◇◇ ◇
磐瀬宮 中間市
豊日宮 猿田峠





他の物語は下のカテゴリ<ことのかたり>、
あるいはサイドバーのそれをクリックすると、出てきます。





いつもポチっと応援ありがとう。
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村
額田_c0222861_15184581.gif


by lunabura | 2016-05-04 21:37 | <ことのかたり> | Comments(0)

綾杉るなのブログ 神社伝承を求めてぶらぶら歩き 『神功皇后伝承を歩く』『ガイアの森』   Since2009.10.25

by luna