2016年 07月 10日
二人の玉依姫の違い
二人の玉依姫の違い
玉依姫は歴史上、複数いるようですが、
当ブログによく登場するのは海神豊玉彦の姫神である玉依姫です。
豊玉姫の妹に当たります。
夫はウガヤフキアエズ。
神武天皇を生んだことから、国母とされている女神で、
発音はタマヨリヒメ、タマヨリビメと複数見られます。
残念ながら、具体的な伝承の地にまだ出会っていません。
もう一人、玉依姫がいますが、それは賀茂建角身の姫神です。
この玉依姫の夫は「丹塗り矢の化身」で、「火雷神」です。
この賀茂氏の建角身が八咫烏となって神武天皇を導いたということから、
二人の玉依姫の時代が意外にも近いことが分かりました。
この話はかつて浮羽市の賀茂神社で学んだのですが、
あまり呑み込めていなくて、
唐津市七山の賀茂神社の縁起を見て、ようやく理解できるようになりました。
玉依毘媛(正しくは毘売)と書かれているのを見ていると、
多分、昔から、「海神」と「八咫烏」、どちらの玉依姫なのか混同するので、
「毘売」ビメの字を当てられているのではないかと思いました。
「海神・豊玉彦」の娘は玉依姫。
「八咫烏・賀茂建角身」の娘は玉依毘売。
こんな書き分けが便利でよさそう。
神武天皇と建角身は同時代。
建角身が自分の娘に、神武天皇の母の名前を付けたのかもしれない、
と考えたけど、どうかな~。
それにしても、パソコンを変えてから、
系図を描いていたソフトが二つも使えなくなって困っています。
上の画像はワードで描いているので、「→」がついています (^^;
誰か、いいソフトご存知ないですか?
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