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ひもろぎ逍遥

高良玉垂宮神秘書 黒龍紋は玄孫大臣



黒龍紋は玄孫大臣




高良玉垂宮神秘書 黒龍紋は玄孫大臣_c0222861_22184747.jpg

この不思議な絵は「高良玉垂宮神秘書」に載っているもので、
黒龍紋を具体的に描いたものだ。

241条に書かれている。


描き方の指示が載っている。

五か所ぐるりと巻くように。
ウロコと足と手、顔そして尾は剣の形。なるほど尾の形は特徴的だ。


これは玄孫大臣の紋ということなので、武内宿禰の紋と解釈した。




門光紋というものがある。


高良玉垂宮神秘書 黒龍紋は玄孫大臣_c0222861_22193412.jpg

住吉神が四天皇として雲間から現れたようすを描いた紋だ。

この住吉神は何故か兜率天に居た。
(神が仏の世界にいたという不思議)





本条の説明を書こうとしたが、
論理が破綻していて、上手く説明できない。(´・ω・`)

要するに、
天武天皇即位二年に仏教が入ってきて、上宮も下宮も物部氏が頭領となったため
黒龍紋も門光紋も同じように使うようになったということ。

上宮は安曇から物部そして住吉と変わるので、ややこしい。


「玄孫」ということばも、1条ではアマテラスのひ孫だと書いているのに
本条では龍宮の孫と書き換えている。

書いた本人ももう分からなくなっているのだろう。
取りあえず、原文を平仮名書きに代えたものを掲載。



五輪が終わった夜長にチャレンジしてくれたまえ。

そういえば、この黒龍も五輪だ。

この話はややこしすぎて、歴史カフェでは触れませぬ。




「二四一条
一、表筒男尊 玄孫大臣の異国のヲンムケニハ、御紋は黒龍にて、五所巻きたる龍なり。イリコ、足、手、面(つら) 尾の剣までありありと描くべし。これリウコウの御孫たる故なり。母方なり。御兄弟の流れなれば、大菩薩の御紋、門光を今に大祝職紋にいたすなり。大祝職の紋、黒龍を大菩薩の御紋にいたすこともあり、これ即ち大菩薩、大祝職同体異名たる故たり。門光を五ところ描き、龍をかくのごとく描くなり。」





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高良玉垂宮神秘書 黒龍紋は玄孫大臣_c0222861_15184581.gif


Commented at 2016-08-25 03:33
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by こんにちは。 at 2016-08-25 14:04 x
まおです。釜屋神社の祭神ですが、どうやらもともとは瀬織津姫一柱だったのかもしれません。瀬織津姫の名が一旦消されて。ミズハノメ命は瀬織津姫の代わりというか、一時的に祀られたものの、瀬織津姫の名と信仰は消えなかった。そんな感じです。家の親族がそんな話しをしています。ここからは私の考えですが、禊は仕切り直しや旅立ち、新たな力を得ること、等もふくまれますよね。とすると、ある氏族に繋がってしまうのですよね。あともう一人、イワナガ姫が出てくるのですよね。この地に。変ですかね?落ち着いたらこの辺もまとめます。あまりお役に立てませんし、お忙しいと思いますので返事は無しで構いませんので(*'▽')
Commented by なな at 2016-08-25 20:11 x
るなさん こんにちは
この門光紋は花菱紋が菊花紋に変化する途中ですね。紋だけしかわからないもんですが
でもって、黒龍は、あれは隼人の盾の模様と同じですね。あれが連続してます
渦巻きは島津十字と同じ形の、雷とかの漢字の甲骨文字で、大気とか風を表すのですが、それです。五つあるのは珍しいです
この人はやはり隼人なんだなと感じました。お邪魔しました
Commented by lunabura at 2016-08-25 22:55
非公開さん、コメントありがとうございます。

Commented by lunabura at 2016-08-25 22:57
まおさん、地元の伝承が一番です♪
イワナガ姫も思えば謎の女神ですね。
何か分かれば教えてくださいませ。
Commented by lunabura at 2016-08-25 23:01
ななさん、なるほどですね。
高良大社は現在は木瓜紋ですから、花菱紋と同じように考えればいいですか?
でも、菊花紋に変わっていくとは驚きです。

黒龍の渦巻き、そういえば反対の巻きがペアになってますね。気づきませんでした。
武内宿禰は内大臣、すなわち内氏なので、鹿児島とどうやって繋がるのかと思っていたのですが、隼人だとするとまた壮大なストーリーがありそうな…
シンボルは分かる人に分かるようになってるんですねえ。
Commented by なな at 2016-08-26 13:25 x
こんにちは
読んだ本の受け売りですが、花菱紋と菊花紋は意味としては同じだそうです。こちらの菱形の木瓜紋も菊花紋と同じだと思います。
五弁の木瓜紋は、もしかしたら、星の意味があるかもしれません(といって菊花紋にもありそうですが)

丹生川上の高見川沿いにオオナムチ神社があるのですが、そのご神紋が、内側が菊花紋というか、形が花菱紋の、菊花紋でした。古い神社だと聞きました。
それを見て、以前本で見た花菱紋から菊花紋に変化する過程の紋だろうと思いました。
それにこちらのブログの紋が似ていましたので

私も襲とイソラ・住吉明神と繋がりがありそうですので、追いかけているところで、
武内宿祢の六男とされる、葛城襲津彦の出身地は日向の襲=現鹿児島県霧島市周り
襲は昔の大隅国贈於郡の曽於のことで、贈於→襲となり
息子に襲がつく内の宿禰もやはり、曾の隼人なのかなと思いました。
Commented by あかしのしそん at 2016-08-26 23:27 x
こんばんは♪

最近ご先祖調べとは関係なく、全然別方向から武内宿禰に出会って(?)しまいましてその関係ブログを読ませて頂いてます。
(このハイレベルな中にコメントするのは勇気いりますが)

紀氏の祖だし、止誉比咩にも関係するようなので全く無関係では無いのですが…。
うちのご先祖って、祖の妻を祀っていたことになるのですね…?

 
そして今日はたまたま高良大社関係がトップにある日に来たようです…
門光紋?の中の形はなんだか佐賀・櫛田宮の剣に似てますね。
 

今、るな様の本・上巻を読んでます♪♪
Commented by lunabura at 2016-08-26 23:28
ななさん、こんばんは。
詳しくありがとうございます。
新たな視点をいただいて、何か突破できるような感じもします。
それにしても、古代人の動く範囲、広いと思いません?
自分の人生じゃ追いつけないですね(´・ω・`)
いや、その代わり、ネットがあるか…
Commented by lunabura at 2016-08-26 23:36
あかしのしそんさん、こんばんは。
豊姫は神功皇后の妹で、武内宿禰に嫁いでいますね。
佐賀の武雄で亡くなっているので、宿禰の実家に預けられていたのでしょう。

櫛田宮と赤司八幡神社はいづれも景行天皇が祀ってるんですね。
上巻では難しい縁起を平易に訳しているので、
その重要性に多くの方に気付いてもらえればと思います。
太宰府の別府でもある訳ですし。
Commented by なな at 2016-08-26 23:59 x
るなさん こんばんは
古代人動くの速いですね。
あの人たち、父が四国にいたと思ったら、娘世代が熊野を開拓してたりして、それで何かあると船でがーっと行き来してて
キムスロの奥さんなんか半年でインドと行き来してますから、日本国内なんて、隼人の船で何日の単位でしょうね。
大国主さんは奥さんのところに船漕いで通ってたといいますし、マイカーならぬマイ船の気がしてきました・・・
アイヌの人は馬は下駄代わりだそうで、その感覚ですよね
Commented by lunabura at 2016-08-27 23:21
宮崎の漁師さんが福岡のコンサートには船で通うと聞いたので、なるほど、自分の発想の転換が必要ですね^^
Commented at 2016-08-29 17:38
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by lunabura at 2016-08-30 00:06
そう、そこの宮が祖が大国主です。また末裔に宗像徳善がいます。磐井の末裔で出て来た所ですが、きちんと説明していませんでした。
でも、元は市杵島姫もとなると調査範囲に入りますね(^_-)-☆
Commented at 2016-08-30 13:02
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by lunabura at 2016-08-30 22:42
うーん。
やっぱり英彦山かな。
最近英彦山の話が沢山やってきます。
手が付けられないのですが…。
Commented by dostoev at 2016-11-13 09:31
この黒龍の絵は、倶利伽羅不動と重なるものじゃないですか。また伊勢神宮の心の御柱を支えるものは蛇で、柱を取り巻いているのだと。黒龍の巻く五ヵ所の中には、柱が入りそうな気がします。それと黒龍(黒蛇)は、妙見(北)さんと繋がりますね。
Commented by lunabura at 2016-11-15 23:40
そうすると、仏教思想が入ってからのものとなりますね。
クンダリ―ニの象徴でしょうか。
珍しくて、不思議な絵です。
by lunabura | 2016-08-24 22:23 | 高良大社・玉垂宮・久留米市 | Comments(18)

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