人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

ひもろぎ逍遥

三星堆―古蜀国―イ族 



三星堆―古蜀国―イ族 




秘境中国謎の民「天頂に生きる」(NHK)の再放送があった。初回も見たのだが、これが驚いたことに、三星堆(さんせいたい)の遺跡を生んだ人々が追われて山の上に住むようになった話だった。

あの「三星堆」をタイトルに何故入れなかったのか、不思議で仕方がない。今日見ていても、惜しいと思われてならなかった。「三星堆」なら、誰でも見たいと思うのに。







三星堆―古蜀国―イ族 _c0222861_20425898.jpg

「三星堆」の巨大な青銅の像は数年前に九博にも来ていたので、その裏もじっくりと観察したことがある。これほどの技術を持った人たちはいったいどうなったのか。テレビではその答えが見事に説明されていた。








三星堆―古蜀国―イ族 _c0222861_20431918.jpg

三星堆は古蜀国にあった。
繁栄していたため、紀元前316年にその富を狙った秦に攻められて移動し、次には諸葛孔明に攻められて移動、と何世紀もの間、幾度となく攻められて逃げていった人々が「イ族」だった。
今は登山に6時間はかかる山の上に住んでいる。








三星堆―古蜀国―イ族 _c0222861_20434168.jpg

紀元前4世紀ごろの文字を今も伝えているイ族に三星堆の出土物の文字を読んでもらうと、読めるのだ。

人が亡くなると、その魂は三つに分かれるという。

一つは天に。一つは守護霊となって村に。そしてもう一つは元々住んでいた国に。

神の声を聴くピモが死者にそこへの道筋を教えるのだが、それを辿ると三星堆がある古蜀国につくという。









三星堆―古蜀国―イ族 _c0222861_2044639.jpg

祭りの時の娘の頭にはあの「かふり」がある。
そう、埴輪女子が被っている例の「かふり」だ。
上着も無地なら埴輪と同じ打ち合わせ方。

顔も日本人そっくりだね。



蛇足だが、熊本にイ(井)さんが集中する町があるという話を思い出した。






いつもポチっと応援ありがとう。
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村
三星堆―古蜀国―イ族 _c0222861_15184581.gif

Commented at 2018-01-15 01:48 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by lunabura at 2018-01-15 23:22
明けましておめでとうございます。
そうですね。文化は双方向ですね。
鹿児島などには縄文の古い集落があったのですから、出戻りも考える必要がありますね。
Commented by 和奈見 at 2021-12-25 06:35 x
かぶり物をしているこの形は秋田の「縄文の女神」土偶の頭にそっくりなのですが、どうなのでしょう。
Commented by なつ at 2024-05-26 20:57 x
三星堆遺跡の金の杖の絵柄の「魚、鳥」が三代目の魚鳧王を表すみたいですが、そういえば東京国立博物館にある熊本から出土したワカタケルの剣にも「魚と鳥」の絵柄がありますもんね
Commented by チェリー at 2024-06-16 01:29 x
三星堆の金杖・江田船山古墳の鉄剣、私も同じ魚だと思います!せびれ・はらびれ・しりびれは全く同じ、おびれは曲がり具合の程度が少し違いますが、描き方は同じです。
同じ文化を持つ人の絵だと思います。驚きました!!
by lunabura | 2017-12-10 20:46 | メモ | Comments(5)

綾杉るなのブログ 神社伝承を求めてぶらぶら歩き 『神功皇后伝承を歩く』『ガイアの森』   Since2009.10.25

by luna
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31