2018年 02月 03日
八咫烏2 古事記
八咫烏2 古事記
それでは、まず『古事記』を概略ですが、読みましょう。
神武天皇が登場しますが、
その名を神倭(かむやまと)伊波礼毘古(いはれびこ)命といいます。
兄の名は五瀬命(いつせのみこと)。
夢を見た人は高倉下(たかくらじ)と読みます。
竺紫=筑紫(ちくし)です。
◆
神倭伊波礼毘古命(神武天皇)は兄の五瀬命と高千穂宮で相談して
日向(ひむか)を出て筑紫に行った。
豊国の宇佐に着いた時、宇沙津(うさつ)比古、宇沙津比売が
足一騰(あしひとつあがりの)宮を造って宴を催した。
そこから竺紫の岡田宮に一年滞在した。
さらに
(阿岐国七年→吉備八年→難波(戦い)→紀国(五瀬命の死))
と移動する。
神倭伊波礼毘古命が熊野村に着いた時、
大熊が出て命(みこと)も軍隊もみな失神した。
この時、高倉下が横刀(たち)を持って来たので、命が目覚めた。
命がその横刀を受け取ると熊野の荒ぶる神はおのずから切り倒された。
高倉下が横刀を手に入れた事情を話した。
夢の中で、天照大神と高木神が、建御雷神(たけみかづちのかみ)に
「命を助けよ」と命じたが、建御雷神は
「自分の代わりに横刀で十分です」
と言って、高倉下の倉に降ろした。
また、高木神は
「この先には荒ぶる神が多い。八咫烏を遣わすので、それについていくように」
と言い、目覚めると実際に横刀があったという。
(建御雷神は出雲平定の立役者)
命が八咫烏の後を付いていくと、魚取る人、
井戸から出て来た尾がある人、岩を押し分けて出て来た尾ある人に会った。
◆
ここでは八咫烏は高木の神が遣わしています。
八咫烏が案内する道は井戸から出てきたり、岩を押し分けて
尾がある人たちがいるところです。
「尾がある」というのは皮を腰に下げた人たちで、
古代日本に入植していた鉱山従事者のことだと思われます。
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