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ひもろぎ逍遥

八咫烏3 日本書紀



八咫烏3 日本書紀



昨日は『古事記』でしたので、
今日は『日本書紀』の八咫烏を調べていきましょう。
やはり訳しますが、あらすじとなります。

神武天皇は神(かむ)日本磐余彦(やまといわれびこの)天皇、
海童は「わたつみ」すなわち豊玉彦
舟師は「みふねいくさ」、
一柱騰宮は「あしひとつあがりのみや」
莬沙津彦は「うさつひこ」
天種子命は「あまつたねのみこと」
丹敷戸畔は「にしきとべ」
武甕雷神は「たけみかづち」
韴霊は「ふつのみたま」
岡水門は「おかのみなと」遠賀川河口域
頭八咫烏で「やたのからす」

と読みます。



 神日本磐余彦天皇は、母は海童の娘の玉依姫で、
45歳の時に兄や子たち、舟師を率いて東征する。

筑紫国莬沙(宇佐)では莬沙津彦・莬沙津媛が一柱騰宮を造って饗応した。

命は侍臣の天種子命(中臣の遠祖)に莬沙津媛を娶らせた。

 11月9日に天皇は筑紫国岡水門に着き、翌月安芸に着いた。

(こののち、五瀬命、稲飯命、三毛入野命死去)

 熊野で丹敷戸畔を殺すと、神の毒気で軍勢は気を失った。

一方、熊野の高倉下が夢を見た。

天照大神武甕雷神に「行って討て」と命じたが、
武甕雷神は自分の代わりに韴霊を降ろせば国は自然と平定される、
と言う夢だった。
高倉下が目覚めると倉の底板に剣が立っていたので、
それを天皇に渡すと皆目覚めた。

 天照大神が天皇の夢に出て、頭八咫烏を遣わすので郷導(くにのみちびき)とするようにと、告げた。烏に従って山を踏み分けて行った。



ここでは八咫烏は天照大神が遣わしたことになっています。

八咫烏が導いたルートは山道ですね。
日本書紀では宇佐を筑紫国としています。正しくは豊国です。

が、足一騰宮がある安心院(あじむ)には
筑紫君の水沼という記事が出てくるので、
一概に豊国が正しいと言えないようになりました。

足一騰宮については過去記事があります。
歴史カフェでは今回は時間をかけて見ていきます。





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by lunabura | 2018-02-04 20:49 | 歴史カフェ | Comments(0)

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