2018年 05月 11日
明日は小城 日本遺産の条件
明日は小城
日本遺産の条件
最近、歴史カフェや講座などの前日は他のテーマに触れないようにして、頭の中をシンプルにするように心がけています。
それで、動かすのは身体の方。
掃除をチョコマカやって過ごしました。
天山神社関連の話を明日もするのですが、実はまだ神社には行っていない。
現地入りせずに話をするのは初めてです。
そこで、明日は早めに出て案内していただくことになりました。
先月、帰る時に高速に向かいながら霧が晴れていく山里の景色をみました。
それがとても幽遠な風情だったんです。
いかにも日本の山里の原風景のような美しさでした。
藤原安弘は逆に、天山山頂の雲が降りてくるのを見たわけで。
地名を見ていると、八丁ダムや愛宕山という地名があるので、大体見当がつくのですが、持統天皇が何故ここを知っていたのか、謎が解けると面白いなと思います。
明日は日本遺産の勉強もするのです。
日本遺産はストーリー性を重んじ、一市町村で完結するケースと複数の市町村でネットワークを結ぶケースがあるようですが、それを考えているとどんどんと思考が広がってしまいます。
例えば、天山に飛んできた光は安芸の宮島から来た光で、それを追って来た人たちが宮島姓だと伝えていますが、その方たちが実際に住んであるそうです。
そうすると、市杵島姫つながりで宮島と結べます。
奈良の天河弁財天社から毎年参拝してあったことを確認できれば、弁財天つながりで天河と結べます。役行者が匂います。
空海が佐賀に寄港しているのですが、チェリーさんによると、空海の廟は天河の真西に鎮座するとか。ここも調べたら意外なものが出てくるかも。
さらには、三つの下宮社のライン上に乗ってくる明星山。これはどうも本来の祭神の天御中主命が関連する気配。滅んだ倭国の神。
記録されていた藤原四兄弟の房前の生前の名、そして忘れ去られていた十代の歴史。
持統天皇や文武天皇の勅命がどんどん届くことから、奈良との縁。
何処とつないでも「天山」の名にふさわしい広大なネットワークの姿が浮かぶのです。
日本遺産登録に必要な条件は「国指定・選定文化財」が含まれること。
でも一番必要なのは、地元の人たちの熱い思い。
歴史を知ってアイデンティティーを深め、熱い心で語り合うこと。
小城や厳木の人たちの心に火を点けたい。
何故かそう思われて仕方がないのです。
宜しくお願いいたします。私も天山神社は参拝した事が無いので、講義の前に岩蔵天山神社に参る予定です。
私は神社さん・古代史ともに初心者でして、イベントにお伺いする前にブログとご著書で勉強させて頂いております。るなさまのご活動を楽しみにしております。