2018年 08月 17日
ウーナ69 七つの珠30 竜宮祭1
ウーナ69
七つの珠30
竜宮祭1

二日かけて七つの珠を七つのワダツミの宮に奉納し、七つの宝具を手に入れると、私たち四人は竜宮祭に向けて前日から大島の漁師の宿「民宿 ふじ島」に泊まり、祭に付いて話を伺った。
竜宮祭は年に二回、春と秋に大漁祈願のために行われる祭だ。
春は5月3日。
船溜まりからボートで竜宮神社のある岩に行って祭を催行する。
例年15人ほど、五組のボートで執り行うという。
この祭には地元の婦人たちは参加しない。
直会も男性だけで行われる。
私たちは預かった七つの宝具を竜宮社に奉納せねばならなかった。
竜宮社に向かってワダツミの血を受け継ぐ者が投げ入れれば良かったので、
白皇が船から投げればよいだろうと考えていた。
ところが、話を伺ううちに竜宮社が二つあるということを聞いた。
!!二つある???
いったいどちらに納めればよいのか。
もう一つは本村の方にあるという。こちらは新村。
はて、さて。
誰も、どちらなのか、イメージが来ない。
しかも、最悪な事態が発生。
シケのため、船が出ないことが早々と決定された。
船が出ないなら、干潮時に磯伝いに歩いていく方法があった。
早朝五時だ。
新村と分かっているならそれで決行する。
しかし、どちらか分からない。

それにしても、この海の幸の数々はどうだ。
これは単なる前菜。
魚の本当の美味しさを初めて知ったのである。
20180817
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