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ひもろぎ逍遥

ウーナ70 七つの珠31 竜宮祭2



ウーナ70

七つの珠31

竜宮祭2
 



さて、夕食後の事だったろうか。

またもや、ピンチの話が出て来た。

翌日の干潮時間は朝の5時では無かった、という情報が入って来たのだ。
実際の干潮は、帰りのフェリーに間に合わない時間帯だった。

万事休す。
これで竜宮社に行く道は断たれた。

「最悪の場合、弁財天社から海に向かって宝具を投げればいいと思う」
と私は言った。

「七つの珠のことは言うなれば神々からの依頼なのだから、最後まで首尾よくいくように仕組まれてるはずよ」
とも思っていた。

正しくても間違っても、上手く行くようになっている。
いくつものケースをシミュレーションしながら、どれにも対応できるようにしておけばいい。

それが見えない世界との付き合い方。
人間があれこれと考える以上のことは良く起きる。


取りあえず、翌朝の食事は7時に普通に食べられることになった。


5月3日。

食事を済ませてボチボチと化粧をしていたら、崋山が外から戻って来た。
「すぐ行くよ」
「え?」
「急に海が凪いできたから、竜宮社に幟(のぼり)を立てに行くんですって。船で行くから乗せていってくれるって」

ホイ来た。
そう来るか。

ということで、大慌てで支度を済ませた。





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幟が各家から持ち寄られてきた。

幟は赤色。
手描きで「奉納 竜宮祭」と書かれている。

ああ、これが本来の姿だ。





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昨日の低い雲はすっかり消えて快晴だ。


さあ、出航だ。


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20180818



異世界小説 

最初から読む ウーナ1 https://lunabura.exblog.jp/28210844/

ウーナ 過去記事 https://lunabura.exblog.jp/i240/


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by lunabura | 2018-08-18 21:16 | 「ウーナ」 | Comments(0)

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