ひもろぎ逍遥

lunabura.exblog.jp ブログトップ

ワダツミ22 竜宮祭2 船で行ける!



 ワダツミ22  

竜宮祭2 

船で行ける!

 
  
 
さて、夕食後の事だったろうか。
またもや、ピンチの話が出て来た。
翌日の干潮時間は朝の5時では無かった、という情報が入って来たのだ。
実際の干潮は、帰りのフェリーに間に合わない時間帯だった。

万事休す。

これで竜宮社に行く道は断たれた。
「最悪の場合、弁財天社から海に向かって宝具を投げればいいと思う」
と私は言った。

「七つの珠のことは言うなれば神々からの依頼なのだから、最後まで首尾よくいくように仕組まれてるはずよ」
とも言った。

正しくても間違っても、上手く行くようになっている。
いくつものケースをシミュレーションしながら、どれにも対応できるようにしておけばいい。

それが見えない世界との付き合い方。
人間があれこれと考える以上のことは良く起きる。

取りあえず、翌朝の食事は7時に普通に食べられることになった。

5月3日。
食事を済ませてボチボチと化粧をしていたら、崋山が外から戻って来た。
「すぐ行くよ」
「え?」

「急に海が凪いできたから、竜宮社に幟(のぼり)を立てに行くんですって。
船で行くから乗せていってくれるって」

ホイ来た。
そう来るか。

ということで、大慌てで支度を済ませた。









c0222861_21131579.jpg


幟が各家から持ち寄られてきた。
幟は赤色。
手描きで「奉納 竜宮祭」と書かれている。
ああ、これが本来の姿だ。








c0222861_21134522.jpg


昨日の低い雲はすっかり消えて快晴となっていた。








c0222861_2114323.jpg




さあ、出航だ。

20181010






異世界小説 c0222861_15184581.gif

[PR]
by lunabura | 2018-10-10 20:19 | 「ワダツミ」 | Comments(0)
line

綾杉るなのブログ 神社伝承を求めてぶらぶら歩き 『神功皇后伝承を歩く』『ガイアの森』   Since2009.10.25


by lunabura
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー