2018年 11月 23日
ふっと終わった
今日は祭日で、一日中執筆しても大丈夫な日。
ボチボチと推敲しながら行けるところまで行こうと思いつつ、不要な物を削ったら、ふっと終わりが来ました。
こんな嬉しい終わりが早々と来るなんて。
なんと穏やかな一瞬。
喜びがジーンと胸の中を広がって行きます。
もちろん、本当の終わりはずっと先です。
でも、一つの形が出来上がる瞬間とは何と嬉しいひとときでしょうか。
斉明天皇や天智天皇(中大兄皇子)。
あるいは大海人皇子や額田女王、鸕野讚良(うののさらら)皇女、
そんな遠い奈良の話と思っていた人たちが
福岡や佐賀に来て、戦いの前の不穏な空気の中、
それぞれに愛し、悲しみ、神々に祈った。
草壁皇子や大津皇子もここで生まれた。
教科書の向こうの遠い人では無かった。
それを皆さんも歩いて確認できるように、ガイドブックスタイルを選びました。
同じ海を眺め、同じ山を見、同じ聖地に立つことが出来るように。
筑紫に残された斉明・天智天皇の思い。
それを私は知りませんでしたし、教えてくれる人もいませんでした。
でも、奇跡的なタイミングで情報が入ってくる。
この奇跡に応える為に原稿に向かう日々でした。
これもまた、いつ、本の形になるのかは分からないのですが、
でも、原稿は仕上げておかないと、来たチャンスは掴めない。
だよねー。
あとちょっと向き合います。

20181123
