2018年 12月 09日
香椎宮の雅楽を聞いてきました
今夜は香椎宮の雅楽保存会の演奏会を聞いてきました。
生で雅楽を見る機会は一生ないだろうな、と思っていたので、有り難い機会でした。
なんと、雅楽は神功皇后が持って帰って来たものだそうです。
これは全く知りませんでした。
でも、梁塵秘抄(りょうじんひしょう)が香椎宮にもともとあったというのも、これで理解できます。
香椎宮には多くの曲が収集されていたというのは真鍋の話ですが、納得しました。
火災に遭う前はどれほどのものが残されていたことでしょうか。
さて、今回は雅楽を奏でる楽器と奏法と音色を知るのが大きなテーマでした。
昔は傍で聞いていたはずなので、最前列で聞きました。
笙(しょう)に一番興味がありました。
これに加えて篳篥(ひちりき)の塩梅(えんばい)という上下の奏法に心が奪われました。
越天楽などでよく聞く奏法です。
雅楽の空間が美しい。
で、目の前には鞨鼓(かっこ)!!!!!
磯良が胸に下げている楽器を間近に見ました。
小太鼓のバチに似た物を左右に持って演奏します。
絵巻と同じです。
雅楽の演奏は素晴らしいものでした。
アナログの音は細胞の隅々まで伝わってきます。
帰りも雅楽で送られました。
素晴らしい体験でした。
20181209