2019年 01月 06日
「神秘書」を読むときに気を付けること
『高良玉垂宮神秘書』(以下『神秘書』)は第1条が難しいので、一部だけを読んで論じる人が多いです。私もその一人でしたが、全体を読み通して気づいたことは、大きく分けて三部構成になっている点です。
で、『神秘書』を読む人へのアドバイスとして、その構成の概略を書いておきたいと思います。

緑の1条と青の550条、551条は新しく付けられた表紙と考えてください。
黄色の部分(2条~549条)が本文に当たりますが、長い歴史の断片を集めたものです。それはバラバラでも、とにかく記録された断片です。
これを時系列に直していくと、最初はアントンイソラが干珠満珠を持ち込んで玉垂命となっています。
それから400年以上経って、白村江の戦いのあと、仏教が入って来ます。
それまでは神道のみだった高良山は仏教を受け入れるために一芝居うちます。
玉垂命は大菩薩になってしまったため、物部氏が「神を抱きまいらせる」ようになったと宣言して、物部氏が神と同一となったのです。
ところが、そのあと、さらに住吉信仰が入って来ます。神功皇后の夫は底筒男だと主張する訳です。それを説明したのが第1条です。
宇佐にも同じような話がありますが、宇佐ではそれでもOKでしたが、高良山の地元では皆、本当の歴史を知っていたために、整合性が取れず、追及されたのでしょう、第1条でいろいろと説明をしたのですが、嘘を重ねてしまい、ついに自己矛盾してしまいます。
そのため、最後の550条は1条とも違った話を書いています。さらに551条の系図も1条とは矛盾してしまいます。
ですから、『神秘書』を研究する場合は三つの構成で分けて読むと、嘘に引っ掛かりません。
第1条は最後の最後に読むのがベストです。
武内宿禰は日下部氏系図では物部保連(やすつら)となっています。
一般には応神天皇の父は武内宿禰だと印象操作されました。
でも、第1条では応神天皇の父は底筒男だと主張したため、物部氏=住吉族という変な話になりました。
こうして玉垂命は一体誰なのか分からなくなったのです。
玉垂命は江戸時代の御殿様が武内宿禰に決めた、と高良大社で伺いました。
高良下宮社の古い祭神を見ると、「高良玉垂命」と「武内宿禰命」が並んでいるので、やはり別人だということが分かります。
『神秘書』は最初の第1条と最後の二条には騙されないように読むのがコツです。
20190106
W10なら、まだ新しいですよね。データが上手く取れたらいいですね。私の場合、サムネイルがファイルの数だけ出来たので、それを削除するのがウザいです。また、読めなくなったデータもあります。
パソコンが回復したら、こちらにあるデータを送ってもいいですよ。
例の期限は全く気にしなくて結構ですよ。一年単位で気長に考えて大丈夫です。








