2019年 03月 18日
3エジプトシンボル スカラベ イシス ネフティス
3エジプトシンボル
スカラベ イシス ネフティス
ツタンカーメンの胸飾りに前回と同じシンボルのパターン、スカラベ、イシス、ネフティスを見つけた。
サイズが書かれていないが、胸飾りなので、大きくてもハガキ大ほどか。
中央にスカラベ。右に座る女神は玉座の冠なのでイシス。
左に座る女神は祠堂の冠なので、ネフティス。
二人のワンピースが金と赤の七宝柄でおしゃれ。二人は姉妹。
イシスはオシリスの妻で、息子はホルスということから、「王の象徴的な母」の意味を持つ。
イシスは幼子ホルスを抱いて座る姿や、乳を飲ませる姿でも描かれる。豊穣の女神でもある。
妹ネフティスと共に翼を広げて使者を守り、死者に生命力を送る、
スカラベ(太陽神ケプリ)
スカラベ(甲虫)は太陽神ケプリ。ケプリは「大地からやって来た者」という意味で、糞から「独りでに生まれた者」であり、自己創造の神として崇拝された。ケプリ神は糞を転がすように「太陽を転がす」のでで、新生のシンボルとしてお守りとなった。スカラベ(ケプリ神)の上に太陽円盤がある。
太陽記章
太陽円盤の左右のコブラは王権の守り神。女神ウアジェト。
この胸飾りには少年ファラオであるツタンカーメンの王権の象徴と二人の守護女神が描かれている。
これもツタンカーメンの胸飾り。
スカラベと太陽円盤が三セットも。いや、中央の円盤は「三日月と円盤」なので「月」だ。
月は「夜に光り輝く太陽」
昼と夜の両界の王権を表しているのだろうか。
スカラベはラピスラズリで出来ている。太陽と月は黄金。
下の房部分はロータス。蓮の花。
意味が分かるとちょっと嬉しい。
20190318
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