2019年 04月 11日
ワダツミ38 芥屋の大門はワダツミの神の祠
芥屋の大門はワダツミの神の祠だった
桜谷を後にして、糸島の北東部に行こう、という話になって、芥屋の大門(けやのおおと)に行った。
随分久し振りだ。
海に向かっての鳥居がある。船で上がるためか、と思いきや神額はこちらについている。
ということは、海に向いた鳥居だ!
神額には「大門神窟」とある。
神のいわや!
で、先を見ると、ん? 確かに海だが、窟は?
と思って左を見ると「芥屋の大門」があった!
柱状節理が良く見えている。火山活動がダイナミックに起きた証しだ。
海はあくまでも青黒い。これが玄界灘の色。世界中に無い海の色だという。
沖には二艘の遊覧船があり、窟から出て来た船と入れ替わっている。
唐津の七ツ釜しか知らなかった。
神窟というからには、神が祀られているはず。
こんな地形ならワダツミの神しか思い当たらないのだが、ネットで調べると空さんが既に調べてくれていた。訳そう。
【糸島郡誌】
大門神社
大字芥屋にある。鳥居だけが海濱にあって祠は無い。祠は即ち大門神窟である。
祭神は綿積大神、大戸之道尊、大苫邊之尊を祀っている。
祭日2月23日及び7月23日なり。
【福岡県神社誌】
大門神社 大戸之道尊,大苫邊尊,綿積大神
芥屋村大字芥屋字久保地
やはり綿積大神だった。他の二神は大戸を守る神だ。
思いがけない所で出会った。
振り向くと、芥屋の大門の山上に向かう道があった。
わずか180mだという。山でこの距離は近いとは言えまい。
と思うが、人々がどんどん森の道に吸い込まれていくので、登ることにした。
お、すぐに戻ってくる年配夫婦。
ヤバいか。
心地よい道だ。傾斜は結構あるが、写真を撮りながら行けばよい。
展望台があった。正面にまだ小道が続いている。
左右の眺めは抜群だが、pm2.5の為にモヤっている。
残念だ。
ここから来た道を戻った。
途中、里の駅で昼食。ランチはお勧め。
地元の方が手作りのものを出してくれている。
20190407の糸島だ。
20190411
異世界小説