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ひもろぎ逍遥

第21回 歴史カフェ「日本武尊」のご案内

明日の5月5日は「歴史カフェ」です。

文献資料と地図資料の二部を印刷しました。

思えば日本武尊が生きていた時、仲哀天皇も生まれていた訳です。

仲哀天皇が天皇に即位して、神功皇后と共に筑紫に来た時、多くの支援者の存在に気づき、それを明らかにしていくのが楽しかったのですが、今回は逆バージョンで、神功皇后の支援者は日本武尊の支援者でもあることから、遡って熊鰐一族や安曇族なども分布図に加えることが出来ました。

そして今回は、夏羽や田油津姫の母か祖母に当たる神夏磯姫が登場してきます。
田油津姫は日本書紀では土蜘蛛と書かれているので、神夏磯姫もまた土蜘蛛ということになりますが、その辺はどうなんでしょうか。


土蜘蛛と熊襲と物部氏と天皇家。

その漠然とした世界がきっちりと地図に落とし込めて、面白いなと思いました。

明日は2時からです。

都合が付いたので、急遽参加したいという方は明日の正午までにご連絡ください。
コメント欄(非公開)か、メールでどうぞ。

以下は、先日の案内文の再掲です。

20190504








第21回 歴史カフェ 

「日本武尊」のご案内




日本武尊 ―福岡佐賀の伝承と日本書紀を比較するー


ヤマトタケルの話は古事記と日本書紀に載っています。が、二つの本を比較すると異なる部分がかなりあります。

一方、福岡の遠賀川流域と佐賀には日本武尊と熊襲タケルの伝承が集中し、両地域だけでも一つのストーリーとして完結します。

また、肥前国風土記にもヤマトタケルが佐賀を巡幸したことが記録されています。ところが古事記や日本書紀にはこの地域の記述が全くありません。


例えば、熊襲タケルについて、古事記では兄弟がいますが、日本書紀では一人です。一方、福岡では熊襲タケル(川上タケル)と金剛タケル(江上タケル)がいて、兄弟だったことが書かれています。

熊襲タケルの方は筑紫にいて、金剛タケルは遠賀川流域の金剛丘(直方付近)にいたことになっています。










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これは八幡西区、水巻町、鞍手町、直方市に集中する神社を地形図に載せたものです。
各社の縁起をつなぐと次のようなストーリーが浮かび上がってきました。

日本武尊は洞海湾の皇后崎から上陸し、①の仮宮で、砧姫を娶ります。

ここで軍備が整えられますが、その間、日本武尊は香月氏に案内されて④に至ります。そこは香月氏がもともと居た地域です。

そのすぐ南に金剛山(赤マーク)があり、その付近で江上タケルがクニを治めていました。

日本武尊は④から山に登り、稜線を伝って⑦まで行って敵状視察をしています。

 ⑥の植木は陣営地です。江上タケルを正面にして陣営を構えますが、実戦は④経由で背後から攻めたようです。

⑨~⑫は鞍手で、日本武尊はここで筑紫の情勢を聞いて兄の川上タケル討伐に向かいます。

川上タケルはいちはやく佐賀市の真手山に逃げますが、女装して侵入した日本武尊に殺されます。

これについて、記紀は同様の話は書いていますが、地名を書いていませんでした。

今回は比較対象として「日本書紀」を簡単に読み、各地の伝承を詳しく見ていきます。


以下は採取した神社群です。

福岡県
水巻町
① 八劔神社  日本武尊の仮宮 砧姫を娶る
② 八所神社  日本武尊は十握剣を立てて天地の神に祈った
八幡西区
③ 杉守神社  日本武尊は小狭田彦に香月姓を授けた 常磐津姫を娶る
④ 尺岳神社  日本武尊は尺岳の山上で石と背比べとした
⑤ 八劔神社  日本武尊が立ち寄った
直方市
⑥ 御山神社 日本武尊の熊襲討伐の陣営地 木を植えた
⑦ 鳥野神社 日本武尊が熊襲を眺望した地 戦勝祈願をした
鞍手町
⑧ 剣神社 日本武尊が立ち寄った 武運長久を祈った
⑨ 豊日別神社 今朝麿は日本武尊を歓待し仮宮を建てた
⑩ 八剣神社 今朝麿は賢木を飾って日本武尊を迎えた
⑪ 熱田神社  日本武尊は亀甲で地祇を祀った
⑫ 劔神社  日本武尊は行在所に太刀と冑(鎧)を納めた
遠賀町
⑬ 浅木神社 日本武尊は凱旋して山に登り、桜を植えた
田川市
⑭ 白鳥神社 日本武尊の陣営地 土折猪折を討伐した
⑮ 白鳥神社 日本武尊は父景行天皇の陣営地 最澄が祀る
佐賀県
神崎町

① 白角折神社 日本武尊は的に向かって矢を射た
佐賀市
②日本武尊は巨大な楠を見て「栄の国」と名付けた
③真手山 日本武尊は女装して熊襲タケルを殺した
小城市
④土蜘蛛の砦
藤津郡
⑤日本武尊の船が停泊した

「見出し」は暫定的なもので、この先、変えていきます。
なお、これ以外に伝承地があったら、遠慮なく教えてくださいね。


この話を5月5日にします。皆様のご参加をお待ちしています。

日時 2019年5月5日(日)2時~4時(1時半開場)
会場 福津市中央公民館 2階 視聴覚室「ひもろぎ歴史愛好会」
所在地: 福岡県福津市手光2222
電話: 0940-43-2100(ナビ用です)
交通アクセス JR福間駅から徒歩15分
西鉄バス「手光」バス停から徒歩8分。
会費 1500円(当日払い)


申し込み方法
1 氏名(フリガナ)(あればハンドル名)
2 住所 市町村、字名まで (例として福岡市東区香椎、春日市春日)
   (番地は不要です)
3 メールのタイトルに歴史カフェ505希望と記入。

申し込みは
himorogi888@yahoo.co.jp
(ドコモの方は当方からの返事が届かない場合があります。気にせずにご来場ください)

なお、『神功皇后伝承を歩く』(上下)を購入希望の方はその旨書いてください。
当日お持ちします。

福間中央公民館 
所在地: 福岡県福津市手光2222
電話: 0940-43-2100(ナビ用です)
交通アクセスはJR福間駅から徒歩15分
西鉄バス「手光」バス停から徒歩8分です。




20190417









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Commented at 2019-04-27 07:27 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by lunabura at 2019-04-27 20:52
今回は思いがけない伝承が並んでいて驚きました。
ほとんどは既に記事に挙げていますが、並べてみると面白いですね。
ありがとうございます。
Commented by 福岡産まれです at 2019-05-06 19:56 x
はじめまして。
今日本屋に注文していたヒモロギ上下巻をもらってきました。
楽しみに読みます。
これからも頑張って下さい。
るな様応援団に入りたいくらいです。
遠い埼玉から応援しています。
Commented by lunabura at 2019-05-07 22:35
懐かしい福岡、楽しんで下さいませ。
ありがとうございます。
by lunabura | 2019-05-04 20:03 | 歴史カフェ | Comments(4)

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