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ひもろぎ逍遥

中国学者からみた邪馬台国の場所2 詳細編


中国学者からみた邪馬台国の場所2 詳細編





2019年5月10日の夜に放送された邪馬台国論争の詳細編です。
番組は
BSTBS 諸説あり 邪馬台国SP 九州説VS畿内説 中国取材で衝撃発見
というものです。

三人の中国人学者の話と一人の著書から論を立ててありました。
箇条書きで紹介します。
テレビを見ながらなので、完全なものではありません。その点を含み於いてください。


解析1 漢字学で読み解く「邪馬台国」

① 臧 克和(ザン コクワ)教授 上海


  邪馬台国の場所は「九州北部」
  ヤマ=九州北部一帯

古代の地名はその場所の「地理的な環境」に影響を受ける。

日本の場合だと「山」「川」。中国の場合でも「名山大川」の影響を受け名付けられる。
狗邪韓国から壱岐~奴国となっていて、いきなり遠い畿内には飛ぶようなことはない。



② 帳 莉(チョウ リ) 准教授 大阪 (著書より)

「邪馬壹国」(ヤマイ)は縄文の昔からあった古地名で、北九州(北部九州)の呼び名だった。
「後漢書」倭伝の「山がちな島に依拠して住まいとして」に該当する。



解析2 歴史学で読み解く「邪馬台国」

③ 陳 長崎(チン チョウキ)教授 広州

魏志倭人伝は魏の時代について書かれた文章そのものではない。いくつかの時代の史料が融合した可能性が高い。漢代・三国時代(魏呉蜀)・西晋時代の記述が混在している。

刺史は漢代では監察官の意味で、魏の時代では行政官の意味に変化する。それにもかかわらずこの文章では「監察官」の意味合いで使われている。

つまり、この部分は魏について書かれた文章ではない。魏よりも古い漢代の史実が混在している。

一つの完成した史料とは言えず、部分部分で内容が矛盾している。一人の人物が書いたものではない。

例として、距離で書かれた文章と時間で書かれた文章が混在している。

邪馬台国の場所は「九州」が理に適う。

魏志倭人伝の後半、倭人についての話があるが、「女王国の東の海を千里余り渡るとまた倭人の国がある」とある。

つまり、邪馬台国の東には海があった。畿内説ではこの条件と一致しないため、九州にあったとするのが妥当である。



解析3 中国史で読み解く「邪馬台国」

④ 周 徳望(シュウ トクボウ)教授 台湾 政治学

中国の歴史書にある他国までの距離の記述は非常にあいまいである。地理的なことに関する認識は現地の案内人など地元の人に影響される。

中国史に記載された距離を信じてそのまま日本に当てはめてはいけない。

『梁書』(636年編纂)に記載された扶桑国(日本)はそのまま読むとメキシコに行きつく。

古代中国の歴史書では中国以外の国に関する距離の記述はすべて疑わなければならない。

当時の中国の地図では日本は実際より南に描かれている。実際には海流で流されてやや北よりの九州に辿り着く。

 卑弥呼の居場所や邪馬台国は「九州」にあった。

邪馬台国など中国の同盟国については小国だとしても国の規模や軍事力、政治体制を把握しておきたいので、これらについては正確に記述している。

記述を読むと、邪馬台国には良い田がなく、皆、海からとったものを食べている。

もう一つ重要なのは現地の人は顔に「黥面」(げいめん)という入れ墨をしていたこと。この風習は九州南方の民族である隼人、熊襲と考えられる。
(熊襲は九州全体にいたことが判明している:るな)


倭人は好んで海に入り、魚やハマグリを採っている。畿内では考えられない。
男子は身分関係なく入れ墨をしている。これは海南島と九州にある風習である。

 国名に「爾支」(にき)と呼ばれる官位があり、「副官」もいた。加えて「一大率」を置いている。「一大率」は中国の刺史(行政官)と同じような地位の役人である。

しかも代々「王」がいて邪馬台国に属していた。

伊都国が海外との重要な交流の場で、政治を担っていなのなら邪馬台国が遠く離れた場所から伊都国を管理するはずがない。

牛も馬もいないので運搬能力が低い。邪馬台国が伊都国から遠く離れていることは考えられない。



③陳 長崎

邪馬台国はもともと九州にあり、移動した。同時に地名も移動している。

東遷説の根拠に「地名の移動」がある。中国には孔子が住んでいた魯(ろ)という国がある。魯国が移動したので、地名も移動した。古代ではよくあることだ。


以上、とりあえず文書化してみました。

非常に納得します。

ちなみに畿内説では、纏向遺跡に桃の種が2000個出た事や、水銀が南で採れることが根拠として挙げられていました。

桃は南でも採れるし、水銀も四国や佐賀で採れているので、根拠にはならないですね。


NHKのような印象操作が無くて、好印象を得ました。
再放送があったらいいですね。

20190514


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by lunabura | 2019-05-14 21:02 | 邪馬台国 | Comments(0)

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