2019年 06月 18日
オリオンの和名 総覧
真鍋大覚の残した「オリオンの和名」はかなりの数になります。
基本的にはオリオン座が回転しながら東から西へ旅をすることから付いた名、また、氏族によっての呼称の違いなどが挙げられます。
多くの古代史の知識を要したために、これまでその背景を予習してきましたが、今回は、歴史カフェの資料を元に、「オリオンの和名」の分類を紹介したいと思います。

星座にすべての和名を載せてみようとしましたが、ここには入り切れず、まだまだ他にあると思ってください・
背景が黄色のものは、舟人の呼び方、緑は太陽暦の倭人と金星暦の舟人の一年の違いから付いた名。灰色は蹈鞴工人が付けた名。そんな感じです。
真鍋大覚の世界 オリオン座 ―星の和名と渡来した海の民、鉄の民―
第1章 オリオン座とは
第2章 真鍋大覚の記録
1 庄屋は立冬のオリオン座を見て暦の作成を始めた
(1)倭人はオリオン座を三星で捉えた かさほし
(2)スバルと合わせて「上」の字「こまのほし」と合わせて「下」 裃の星
(3)赤いベテルギウスと御火待行事 御火焚星 御火待星 神奈毘星
(4)神功皇后が占った星 御日待星
2 舟人の守護神 オリオンの三ツ星
(1)三ツ星は水平や縦になる 加津佐星 南位見星 豆酘差星 かさのほし つさのほし
(2)冬の東風で大陸に船出が出来た 風信星
(3)水軍の守護神オリオン 三並大明神 三蓋星 三並星 三組星
(4)オリオンを「しま」と呼ぶ理由―「泉のある船着場」 三島星 三諸星
(5)夜須の「三並」は「船の寄せ場」「三ツ星」
(6)方位を数字で呼ぶ閩人を三五殿と呼んだ
3 三嶋湟咋の孫娘 媛蹈鞴五十鈴媛命(神武帝妃)
(1)ミソクヒとはオリオンであり、オアシスである 蹈鞴一族
(2)神武帝と媛蹈鞴五十鈴媛命の結婚 7月7日
4 夏の夜明け前に垂直に立つ三星 7月7日のオリオン
(1)夏至の暁光に消えるオリオン 三連星
(2)天橋立の逆見と三星のもたらす幸運
(3)博多町人は暁のオリオンで気象を占った 土用三郎
(4)女人は暁の三星を見て水汲みをした 水養星 水汲星 三組星
5 立春の朝に一瞬見えるオリオンとヒッタイトの娘の話 星見の戒めとして
(1)明け方のオリオンが春を告げた(古墳時代)氷室星 氷割星
(2)「みかさ」「みもろ」とは観星のこと 三笠星
(3)引田部はヒッタイト 美望呂歌を観星の心得とする
6 蹈鞴工人が祈るオリオン
(1)冬にオリオンが昇ると蹈鞴が始まる タタラ見星 天秤星
(2)蹈鞴の産物を星に付けた 鑄鉧星 飯豊星 陰(さかの)星 允(さかの)星 胤(さかの)星 姫子星
(3)賀茂氏のオリオン 三積(みつみの)星 三補(さほの)星 三隅(みすみの)星 三保(みほの)星 美保(みほの)星 佐保(さほの)星
(4)仕事始めには女人が三拍子で舞った
(5)白拍子の持つ鼓 鼓星
7 倭人と舟人の一年の差を星の名に付けた
(1)太陽暦の八年と太白暦の五歳は一致する 五條八旗
(2)倭人の一年と八幡の一年は同じではなかった 嘉(か)世(せの)星(ほし) 巨勢(こせの)星(ほし) 逸(は)成(せの)星(ほし) 嘉瀬(かせの)星(ほし) 久世(くぜの)星(ほし) 長谷(はせの)星(ほし)
8 御火待ちと渡来の記憶
(1)一陽来復を願う北欧の民族の儀式
(2)日神を冬至の夜に迎える儀式 魏志倭人伝から 卑奴母離
(3)氷河期から間氷期へ
9 武人とオリオン
毛利家家紋にオリオンの三星 三次星
以上は『儺の国の星』と『儺の国の星拾遺』からオリオン座に関する用語を選び出して、分類したものです。ボリュームも多かったのですが、季節と星の見え方が分かるまで理解が大変でした。
各氏族が星の名を持って各地に移動し、移住先にも星の名を付けたようすが良く分かりますね。
星に祈るーすなわちオリオンを守護神として祈った証です。
また、纏向遺跡からは製鉄道具の羽口、しかも博多式のものが出ていたという点についての仮説が今回は出てきそうです。









